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2008/04/13

イ・チャンドン監督インタビュー

0412lichandon6月7日からシネマート六本木で公開される韓国映画「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督が来日、12日に合同インタビューが行われました。
「シークレット・サンシャイン」は、昨年のカンヌ国際映画祭でチョン・ドヨンが最優秀主演女優賞を獲得、
第2回アジア映画賞でも作品賞、監督賞、主演女優賞の3冠に輝き、日本では昨年審査委員長を務めた東京フィルメックスでクロージング上映されました。
教師から作家、そして映画監督になったイ・チャンドン監督は、2003年から翌2004年まで文化観光部長官を務め、「シークレット・サンシャイン」は2002年の「オアシス」以来約4年ぶりとなる新作です。

最愛の息子を失い、心を閉ざしたシングル・マザーと、その痛みをただ受け止めることしかできない不器用な男、ふたりを照らす太陽が昇るまでの、ゆるやかな愛の物語。しかし、そこはイ・チャンドン監督、通り一遍のラブストーリーではないことは、これまで監督の「グリーン・フィッシュ」「ペパーミントキャンデー」「オアシス」を見た方ならおわかりでしょう。

今回の合同インタビューでは、主演のチョン・ドヨンとソン・ガンホのキャスティングについてから、作品の細部、深部にまで及ぶ濃い質疑応答が展開しました。
文化観光部長官を務めた経緯についても質問が出ましたが、監督は『なりたくてなったわけではない。しかし、人間、時には苦い酒も飲まなくてはいけないと、覚悟した。(中略)僕が長官だったことを、早く忘れて欲しい。でないと、どうせ長官が作った映画だから…といわれてしまうので。』と苦笑していました。
それでも、『長官を経験したことによって、韓国映画界全体を見渡した監督、今後の韓国映画界の方向と、その中でのご自身の役割をどうお考えになっているのでしょう。』という「アジアン!プラス」からの質問に、韓国映画界の現状と問題点など、興味深い答えが返ってきました。

この充実した合同インタビューの模様は、4月28日(月)の「アジアン!プラス」でお届けします。
どうぞお楽しみに!

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