韓国映画ショーケース2009開幕!
「韓国映画ショーケース2009」は、東京フィルメックスとの共同企画として11月21日(土)から30日(月)まで10日間開催、10月のプサン国際映画祭でオープニングを飾ったばかりの話題作『グッドモーニング・プレジデント』をはじめ、韓国の観客から広く支持を受けたヒット作から国際映画祭で賞賛されたインディペンデント映画まで、様々な意味で2009年の韓国映画を代表する10本が上映されます。
オープニングの「グッドモーニング・プレジデント」は、チャン・ドンゴン久々の映画出演ということで、チケットも早々にソールドアウト。客席の9割は女性でした。チャン・ジン監督も、「チャン・ドンゴンを連れてこられなくてすみません。」と笑いながらおっしゃっていました。
上映後のQ&Aでは、キャスティングについて「今回は、大統領を演じてもらうので、ビッグスターの方々にお願いしました。」ということでした。「拍手する時に去れ 」で来日した時にインタビューしましたが、知的でとにかくかっこいい!という印象でした。今回も相変わらず素敵です。
映画は、「ロトくじに当たった大統領」をイ・スンジェ、「女性の前では形なしのイケメン独身大統領」はチャン・ドンゴン、「韓国初の女性大統領」にコ・ドゥシムという3人の大統領をユーモアを交えて描き、それぞれの個性が生かされて、とてもおもしろい作品でした。
来年、シネマートでの一般公開が決まったという、うれしい報告もありました。
続いて、チェ・ミンシク主演の「ヒマラヤ〜風がとどまる所〜」を見ましたが、素晴らしい作品でした。監督は「黒い土の少女」のチョン・スイル。
ネパール人の遺骨を届けるためにヒマラヤの村を訪れ、自己を再発見する男の物語で、チェ・ミンシクの演技とヒマラヤの雄大な風景に圧倒されます。台詞は極端に少なく、映像が語る心象風景・・・チョン・スイル演出が光ります。
以前「黒い土の少女」の時にインタビューしたのですが、今回も色々お話を聞いてみたかったです。来日しないのが残念。
今回の10作品、どれも興味深い映画ばかりですので楽しみです。
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