「PAX MUSICA 2009 =Asian Pops Platinum Live=」開催!
1984年、谷村新司、アラン・タム(香港)、チョー・ヨンピル(韓国)の3人が、音楽を通じてアジア交流を目的に後楽園球場(現東京ドーム)に集まり、第1回PAX MUSICA 「Asians, We Are One」を開催。以降日本各地はもとより、アジア各地で様々なアーティストが参加して行われ、今年は3年ぶりに東京国際フォーラム ホールAで行われました。
参加アーティストは、韓国からはバラードの帝王と呼ばれる国民的シンガーのシン・スンフン、日本でも人気急上昇中の超新星、ユン・サンヒョン、ソン・ホヨン、オク・チュヒョン、JULY。
香港からは中華圏No.1の人気と実力を誇る、陳奕迅(イーソン・チャン)が6年ぶりに来日。台湾からは女優、シンガーとして活躍する楊丞琳(レイニー・ヤン)に、今年デビューしたばかりの、武虎将(ウーフージャン)が参加しました。
トップバッターは、台湾の武虎将(ウーフージャン)、人気ドラマ「終極三国」から誕生したユニット。当初5人組でしたが、所属事務所が急遽4人に編成替え。メンバーのウェス(寺唯宏正)、ベンジー(班傑)、ジョージ(胡宇■)、ショーン(邵翔)は、全員180㎝以上の長身で中国武術を習得しているという異才揃いです。
ドラマ「終極三国」の主題歌「對手」と、周華健(エミール・チョウ)のヒット曲「朋友」を歌い、踊りました。
次は、韓国のJULY。韓国で「Soulist」という音楽を愛する者の集まりを主宰。数ヶ月に1度の割合で定期的なライブ活動を行っています。そこからは、SG wanna BeやPARANといったメンバーを生み出し、JULY自身はドラマ「天国の階段」「天国の樹」のサントラに参加、その歌唱力のみならず、作詞・作曲の才能も発揮しており、John-Hoonや日本でも梅沢富美男に曲を提供、12月にリリースされます。
オリジナルの「断念」「一日中」「For You」の他に、PAX MUSICA の創始者の一人であるチョー・ヨンピルのヒット曲「釜山港へ帰れ」を歌い、客席からはざわめきが起きました。
続いては、韓国のミュージカルスター、オク・チュヒョンです。韓国で一世を風靡したFin.K.Lのメンバーとして1998年にデビューし、その歌唱力が認められ、2003年にはソロデビューも果たしました。また女優としては、2005年にブロードウェイミュージカル『AIDA』の主演として活動し、数々の賞を受賞。韓国で最も人気・実力のあるミュージカル女優の一人として活躍が期待されています。
「Honey」、そしてソン・ホヨンとのデュエットで「目鼻口」を聞かせ、ミュージカル「キャッツ」より「Memory」を熱唱しました。
「韓流」という言葉が生まれる前から、godというグルーブでメインボーカルをつとめていたソン・ホヨン。2006年にソロデビューして、韓国・日本・タイなど国内外でコンサートを中心に活動中です。初の日本公式ファンクラブも設立し、日本語ブログもオープン。12月に来日イベントも予定されています。
マッチョなボディで「I Know」「泣く」そしてgodメドレーで、会場はハイテンション。懐かしい空色の風船が客席のあちらこちらに見えました。
次は台湾のトップアイドル、楊丞琳(レイニー・ヤン)です。「流星花園〜花より男子〜」からグングン成長して、主演ドラマはどれも高視聴率をマーク。2005年にソロアルバムデビューし、高い歌唱力と気さくな人柄で同性からの人気も高いレイニー。親日家としても知られる彼女の日本語は、全て日本のテレビドラマを見て覚えたものだそうです。
現在日本でも放送中のドラマ「笑うハナに恋来る」のエンディングテーマ「帯我走」を情感たっぷりに歌った後、中島美嘉の「ORION」を見事な日本語で熱唱。そして、『ビッグニュースがあります。来年日本でCDデビューすることになりました。』ということで、日本デビュー曲となる「曖昧」日本語バージョンを披露しました。
ドラマ「僕の妻はスーパーウーマン」で日本でも人気を高めているユン・サンヒョンは、もともと歌手デビューを目指していたものの苦労した時代が長く、モデルや俳優として先に注目されました。大ヒットドラマ「僕の妻はスーパーウーマン」の劇中で披露した甘い歌声が大人気となり、デジタルシングル「Never Ending Story」が発売後各種ダウンロードチャート1位を独占。
平井堅の「瞳をとじて」の韓国語バージョンと「Never Ending Story」、そして8月の日本デビューイベントでも披露した中西保志の「最後の雨」を日本語で歌いました。
続いては超新星、ここで客席は総立ちに。
2007年9月に韓国でデビューした、6人組男性ダンスヴォーカルグループです。
リーダーのユナクは愛知大学卒業なので日本語が堪能、今回もMCの中心となっていました。他のメンバーもJ-POPアーティストとしての成功を目指し、熱心に日本語学習に取り組み、その実力はめきめきと上昇中。昨年から積極的に日本で活動、9月に日本でシングルデビュー、10月21日にファーストアルバムもリリースしています。
ステージでは、デビューシングル「キミだけをずっと」、アルバムから「promise」、サードシングル「SUPERSTAR 〜REBORN〜」を歌い、踊りました。
12月には、名古屋と東京でコンサートも決まっているそうです。
この後、香港の陳奕迅(イーソン・チャン)が、バンドを従えて登場。
10年間で30枚以上のアルバムをリリースしている、中華圏No.1シンガーです。長期政権だった四大天王の時代の後、香港音楽界のトップアーティストとして人気と実力を誇っています。香港の芸能人の多くと同じく、イーソンも音楽だけではなく、俳優としても数々の映画に出演。シリアスなものからコメディまで、持ち前のセンスで幅広くこなしています。
一児の父親であり、アイドルとは一線を画した若き実力派。とにかく上手いです!
そんなイーソンが、「Allegro Opus 3.3 a.m.」「暴珍天物」、Julyとのコラボでスティービー・ワンダーの「Lately」、玉置浩二の「MR.LONELY」のカバー曲「愈想愈無謂」「富士山下」「淘汰 」「路...一直都在 」と、7曲を聞かせてくれました。
そしてトリは、韓国のシン・スンフン。もちろん場内総立ちです。
『バラードの皇帝』と呼ばれ、韓国の音楽ヒットチャート14週連続1位を記録し、ギネスブックにも登録された韓国の人気シンガー・ソングライター。今までに1,400万枚以上のCDをセールスした韓国のトップスターです。K-POPの権威あるチャート誌である「ミュージックボックス」の調査結果、「10年間で最も多く1位になった歌手」また「1位に最も多くなった曲の作曲者」に選定されました。
今回は、大ヒット曲「 I Believe」「君だけのための愛」、ダンサー2人を従え、振り付け講座付きで「ロミオとジュリエット〜オンマヤ」「見えない愛〜その後しばらくの間」「はじめてのその感じのよう」、そしてイ・ビョンホンのドラマ「アイリス」の主題歌「The Love of Iris」がラストソングでした。
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