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2009/12/21

戴立忍(ダイ・リーレン)、台湾映画界にこの人あり!

1221dai1 12月18日に台湾の高雄で行われた「第53回亞太影展(アジアパシフィック映画祭)」で、戴立忍(ダイ・リーレン)が最優秀監督賞を受賞しました。
これでいくつめのトロフィーになるのでしょうか。
監督作品「不能沒有你(あなたなしでは生きていけない)」は、今年の台湾映画界を象徴する一作。低予算ながら、夏の台北電影節、日本での「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」、先月の台湾金馬奨などで作品賞や監督賞を総なめにしています。

ご存じのように、戴立忍(ダイ・リーレン)は、俳優としても台湾を代表する人ですが、早くから制作にも関わり、芸術的な作品重視の台湾映画界で、良質の娯楽作品を根付かせることこそ、台湾映画界の成熟に必要だと、「台北晩九朝五」という群像劇を自ら監督しています。
「ザ・ホスピタル」や「戦神MARS」などにも出演しているので、アイドルドラマファンの皆さんにもよく知られていますね。
アイドルドラマに出るのは、ギャラを映画制作の資金に充てるためだそうです。
NHKで行った「ザ・ホスピタル」の来日会見の時も、このドラマに出演しようと思ったのは「お金です。」とはっきり答えていました。(^o^) 場内の笑いをとりましたが、これ、マジです。

1221dai2 さて、私が初めて戴立忍(ダイ・リーレン)にインタビューしたのは、台湾で「白色巨塔(ザ・ホスピタル)」の放送が始まった2006年でした。その日も「ザ・ホスピタル」のプロモーションで一日中動いていて、約束のカフェに現れたのは夜9時近かったと思います。丁度日本では「深海 Blue cha-cha」が公開されている時で、「ザ・ホスピタル」と「深海 Blue cha-cha」、そして台湾映画界についてと、1時間以上熱く語ってくれました。長丁場なので、マイクを持つ私もけっこう腕が疲れてきて、ちょっと身体の重心を動かしたりモゾモゾしたら、戴立忍(ダイ・リーレン)はサッとクッションを私の背中と椅子の背の間に差し入れてくれたのです。
何という気配り!
もう、恐縮しごくです。おかげでずいぶん姿勢も楽になり、本当に有り難かったです。
インタビューが終わってからは1時間くらい雑談をしてくれて、日付けが変わる頃、ご本人曰く“前日までこれで南の方へ行っていた”というバイクに乗って、颯爽と帰って行きました。
いやぁ、かっこよかったです。話の内容はたっぷり濃いし、自然体で素敵な人柄にイチコロです。

それから3年、今年の夏、台北電影節でグランプリを獲った日、深夜に個人的にも親しいというライターさんとの合同インタビューをしました。
「不能沒有你(あなたなしでは生きていけない)」について、「これは内緒だけど・・・君たちは友人だから言うけど・・・」と驚愕の制作秘話を話してくれました。あ、この場合の“友人”には、もちろん私は入りません。もう一人のライターさんとコーディネーターさんの事です。
その内容は、もちろん記事に書くことも他言することもできませんのでご了承下さい。
そして、先月、金馬奨の受賞式の後、これまた深夜にコメントをもらいました。この時は時間がないので私が聞きたいことをあらかじめ通訳さんに言っておいて、中国語だけのやりとりにせざるを得ませんでした。本当は、ちゃんと通訳を介して話したかったのですが、しかたありません。
次回のインタビューは、蘇照彬(スー・チャオピン)監督の「剣雨江湖」と鐘孟宏(チョン・モンホン) 監督の「第四張畫」が完成した時がチャンス。加油!

溢れる才能、文句なしの格好良さ、映画への情熱・・・台湾映画界を変えたい!と願い、その実現に向けて着々と足場を固めている戴立忍(ダイ・リーレン)、俳優として監督としてこの人の動向がそのまま台湾映画界の未来と重なってくるのでしょうね。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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