ベルリン国際映画祭のアジア映画賞に「一頁台北」!
「一頁台北」は、昨年の台北電影節の会期中に行われた「台湾映画の新勢力」というイベントで、その概要を知りました。このイベントは、毎年、制作中の注目作を監督やプロデューサー、キャストが紹介するもので、2009年は「台湾映画の新勢力5+1」と題して、台湾と海外との合作映画を6本紹介、監督やプロデューサー、出演者が登壇する賑やかなイベントでした。
この時は、陳駿霖(アーヴィン・チェン)監督、楊佑寧(トニー・ヤン)と姚淳耀(ヤオ・チュンヤオ)、柯宇綸(クー・ユールン)、高捷(ジャック・ガオ)が出席していました。
※写真は、全員の集合写真なので「一頁台北」チームのあたりを切り抜き、白い線で囲んでみました。
イベントでは6作品を次々紹介し、監督や出演者のトーク、そしてトレーラーも見せてくれたのですが、モニターのせいか画面がとても暗くてよく見えなかったのです。通訳もいない状況で映像だけが頼りだったのに、結局どんな映画なのかはまったく解らず・・・トホホ。
この後、ガーデンパーティで楊佑寧(トニー・ヤン)にインタビューしたのですが、コーディネーターから「一頁台北」はゲスト出演だから、この作品のことは聞かないように、と釘を刺されました。(^o^)
そんな訳で、「一頁台北」のメインキャストは郭采潔(アンバー・クォ)と姚淳耀(ヤオ・チュンヤオ)、張孝全(ジョセフ・チャン)、柯宇綸(クー・ユールン)。
郭采潔(アンバー・クォ)は、2007年にアイドル歌手としてデビューして、2008年のヒットドラマ「無敵珊寶妹」のヒロインに抜擢され、この映画がスクリーンデビューです。
姚淳耀(ヤオ・チュンヤオ)はイケメンではありませんが、大学時代に舞台の経験を積んでいる役者系のようです。
張孝全(ジョセフ・チャン)と柯宇綸(クー・ユールン)は、説明の必要はない、台湾映画界の売れっ子若手俳優ですね。
監督の陳駿霖(アーヴィン・チェン)は、アメリカで生まれ育ち、大学卒業後に台湾で楊徳昌(エドワード・ヤン)のもとで映画製作を学んだそうです。2007年に、短編映画「美」がベルリン国際映画祭の短編部門で銀熊賞を受賞しています。
今回のベルリン国際映画祭には、侯季然(ホウ・チーラン)監督の「有一天」、鈕承澤(ニウ・チェンザ)監督の「MONGA」と、この「一頁台北」の3本の台湾映画が参加して、見事アジア映画賞に輝いた訳です。4月2日から台湾で公開になりますので、どんな内容なのか、しっかり見てお知らせしますね。
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