ベルリン国際映画祭でアジア映画が奮闘!
2月11日から開催された第60回ベルリン国際映画祭の結果が3月20日に発表され、金熊賞はトルコのセミ・カプラノグル監督の「蜂蜜」が受賞。
「キャタピラー」に出演した寺島しのぶが銀熊賞・最優秀女優賞、パノラマ部門に参加した行定勲監督の「パレード」が国際批評家連盟賞、クロージング作品「おとうと」の山田洋次監督に特別功労賞が贈られました。
また、台湾映画「台北一頁」がアジア映画賞、Generation Kplus(子供) 部門で香港映画「歳月神偸」が水晶熊賞に輝きました。
受賞一覧
【コンペティション】
金熊賞「蜂蜜」セミ・カプラノグル監督(トルコ)
銀熊賞
●審査員特別賞「口笛」フローリン・セルバン監督(ルーマニア・スウェーデン)
●監督賞 ロマン・ポランスキー「ゴーストライター」(フランス・ドイツ・イギリス)
●男優賞 グリゴリ・ドブリギン、セルゲイ・プスケパリス「僕の夏は終わった」
●芸術貢献賞「僕の夏は終わった」の撮影
●脚本賞「團圓」(中国)
●アルフレッド・バウアー賞「口笛」(ルーマニア・スウェーデン)
●新人作品賞「セベ」ババク・ナジャフィ監督
【アウト・オブ・コンペティション】
アジア映画賞「台北一頁」陳駿霖(アーヴィン・チェン)監督(台湾)
カリガリ賞「オオカミの口」
平和映画賞
アムネスティ賞「バビロンの息子」
全キリスト教協会賞
●コンペ部門「蜂蜜」
●パノラマ部門「カワサキのバラ」
●フォーラム部門「スティル・アライブ・イン・ガザ」
●Generation Kplus(子供) 部門「歳月神偸」(香港)
今回のコンペティションには、張藝謀監督の「三槍拍案驚奇」、王全安(ワン・チュアンアン)監督の「團圓」、若松孝二監督の「キャタピラー」もノミネートされていました。
フォーラム部門には、日本から大森立嗣監督の「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」、石井裕也監督の「川の底からこんにちは」、SABU監督の「蟹工船」、台湾は、陳駿霖(アーヴィン・チェン)監督の「台北一頁」、侯季然(ホウ・チージャン)監督の「有一天」、韓国が、ソ・サンミン監督の「I’m in Trouble」、リュ・ヒョンキ監督の「Our Fantastic 21st Century」、ヤン・ヨンヒ監督の「ソナ・もうひとりの私」、そしてインド映画「The Man Beyond the Bridge」が参加。
ジェネレーション Kplus 長編部門に、香港の羅啓鋭(アレックス・ロー監督の「歳月神偸」、日本から枡成孝二監督の「冬の小鳥」、諏訪敦彦 & イッポリト・ジラルド監督の「ユキとニナ」、細田守監督の「サマーウォーズ」。
アウト・オブ・コンペティションでは、成龍(ジャッキー・チェン)と王力宏(ワン・リーホン)の「大兵小将」、袁和平(ユエン・ウーピン)監督の「蘇乞兒」、鈕承澤(ニウ・チェンザ)監督の「MONGA」、中村義洋監督の「ゴールデンスランバー」などが上映されました。
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