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2010/03/18

韓国映画「息もできない」のヤン・イクチュン監督と、俳優のイ・ファンのインタビュー!

0318iki13月20日よりシネマライズ他、全国順次ロードショーとなる韓国映画「息もできない」は、俳優として活躍してきたヤン・イクチュン初の長編監督作品。
2009年11月に開催された第10回東京フィルメックスでは、史上初の最優秀作品賞と観客賞をダブル受賞し、日本の映画ファンに鮮烈な印象を与えました。

「自分は家族との間に問題を抱えてきた。このもどかしさを抱いたままでは、この先生きていけないと思った。すべてを吐き出したかった」。
そんな切実な思いから脚本を書き始め、自分で資金を集め、製作にこぎつけた「息もできない」。自身の感情のありったけを注ぎ込んだ主人公サンフンを演じるのは、もちろん自分。途中、製作資金に困って家を売り払うこともいといませんでした。そこまでの思いでつくりあげたこの作品は、まさにヤン・イクチュンの魂そのもの。物語はフィクションでも、映画の中の感情に1%の嘘もない、といいます。

0318iki3偶然の出会い、それは最低最悪の出会い。
でも、そこから運命が動きはじめた……。
「家族」という逃れられないしがらみの中で生きてきた二人。
父への怒りと憎しみを抱いて社会の底辺で生きる男サンフンと、傷ついた心をかくした勝気な女子高生ヨニ。純愛よりも切ない二人の魂の求めあいを、息苦しいまでにパワフルに描いた「息もできない」は、プサン国際映画祭でワールドプレミアされるや観客・批評家の熱狂を呼び、ロッテルダムはじめ世界の映画祭・映画賞で、25を超える賞に輝きました。韓国では、インディーズとして異例の大ヒットを記録しています。

0318iki2昨年11月、東京フィルメックスには、ヤン・イクチュン監督と俳優のイ・ファンが来日。舞台挨拶や観客とのQ&Aを行い、その時にアジアンパラダイスでもインタビューしました。
取材部屋に現れたヤン・イクチュン監督は、映画の中のバリバリのヤクザのイメージとはほど遠い、明るくて写真のご覧になってわかるようにとってもお茶目な方。「ゆうべお酒を飲み過ぎちゃって・・・」と、ちょっと高めのテンションでしたが、ご自身の思いを熱く語ってくれました。
イケメン俳優のイ・ファンは、落ち着いた感じの好青年。今回のヤン・イクチュン監督との仕事は刺激的で、とても勉強になったということです。

「息もできない」は、3月20日よりシネマライズ他、全国順次ロードショー。
このインタビューは、3月22日(月)よりアジアンパラダイスPodcastで送信します。
ぜひお聞き下さい。

息もできない
監督・脚本:ヤン・イクチュン
編集:イ・ヨンジュン、ヤン・イクチュン
製作:ヤン・イクチュン
出演:ヤン・イクチュン、キム・コッピ、イ・ファン
英語題:Breathless/2008年/韓国映画/130分/1:1.85/ドルビーSR /レイティング:R-15
提供:スターサンズ
配給:ビターズ・エンド、スターサンズ

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