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2010/04/12

「一頁台北」好調なスタート!

SONY DSC以前、ベルリン国際映画祭でアジア映画賞を獲った時に取り上げた「一頁台北」が、4月3日から台湾で公開されていますが、同じ日に公開になった劉徳華(アンディ・ラウ)主演の「未來警察」を破り、公開4日めで1000万台湾元を突破、好調なスタートを切りました。
「未來警察」は特撮などを含めて制作費7億をかけたSF大作で、公開直前に劉徳華(アンディ・ラウ)が来日して大がかりなPR活動をしたものの、小品の「一頁台北」に完敗。「一頁台北」の方は、現在も人気は上がる一方で、興行収入は1億を越えそうな勢いです。

確かに、私も4月3日の初日に、台北で一版大きなシネコン「信義威秀」に「未來警察」を見に行きましたが、20人くらいしか客がいなかったのです。初日でこれ?と、あまりの少なさにビックリしました。
「一頁台北」は、台湾では祝日の4月5日に微風広場という、ブランドショップの沢山入った大型ショッピングモールの上にある映画館で見ました。ここは洋画がメインのシネコンで、唯一の中国語映画にもかかわらず、ほぼ満席。客席はほとんど若いカップルでした。

この「一頁台北」は、失恋した青年と書店に勤める女の子との出会いを縦軸に、それほど大事件は起こらないのだけど、個性豊かな登場人物達が絡み合っておかしな追跡劇が展開される台北の一日を描いた作品で、とっても可愛くて、面白かったです。

SONY DSC 私が理解し得た範囲でのストーリーをご紹介します。
恋人が留学の為パリに行ってしまい、残された小凱=姚淳耀(ヤオ・チュンヤオ)は、彼女を思いつつ、書店で毎日フランス語の学習本を立ち読み(台北では座り読み)。書店員のSusie=郭采潔(アンバー・クォ)は、そんな彼が気になってしかたがありません。
ある日パリの恋人から電話で別れを告げられた小凱は、パリへ行こうと思い、手伝いをしている父親の店の常連で不動産屋を営んでいる豹哥に相談します。豹哥は、ある物を運ぶことと引き替えにパリ行きの航空券を手配してくれると言います。実はこの豹哥、引退した元やくざで、今も怪しいことに手を染めている模様。
この豹哥の部下で不動産の仲介業をしている阿洪=柯宇綸(コー・ユールン)は、現状に不満で、やくざの世界に憧れています。彼は豹哥のある取引の情報をキャッチして、それをきっかけにやくざの世界で成功したいと夢想し、部下で二十歳そこそこの「小混混三人組」に指示を出します。しかし、彼らのおツムは非常に軽く、一日中煙草吸ってゲームをしてのらりくらりと過ごしているだけ。
一方、同棲していた恋人に投げられた刑事の基永=張孝全(ジョセフ・チャン)は、麻薬取引の捜査をしていて、ある男が小凱と受け渡しをしている現場を発見、彼らを追跡します。そんなことも知らず、友人の高高=姜康哲(クリス・チャン)と夜市で歩いている小凱は、Susieとバッタリ。
豹哥が小凱に託したブツを横取りしようと企む阿洪から命令された「小混混三人組」は、彼らを襲いますが、小凱とSusieはなんとか逃げ切ります。ところが、二人とはぐれた高高が、あだ名のとおりあまりに背が高いので、夜市の人混みの中でもすぐに見つかり、「小混混三人組」に捕らえられてしまいました。
「小混混三人組」からは逃げ切った小凱とSusieを、刑事の基永は執拗に追跡。公園の広場で踊る市民達に紛れ込んで追跡をかわそうとした二人でしたが、ついに見つかってしまいます。ところが刑事の基永の視線は彼らとは別のカップルに釘付け。二人の困惑をよそに、刑事の基永は別のカップルを尾行し出したのです・・・。彼の目的は、そして小凱とSusieは高高を救い出せるのか・・・。
と、ここまでにしておきますね。

SONY DSC登場するそれぞれのキャラクターがとても良く書き込まれ、主演の二人、姚淳耀(ヤオ・チュンヤオ)と郭采潔(アンバー・クォ)をはじめ、俳優たちも好演しています。ユーモアもたっぷり、そして可愛らしい秀作。
刑事役の張孝全(ジョセフ・チャン)は、一目でわかるヅラ姿。短髪を見慣れた私たちは不自然な長髪だけでもおかしいのに、追跡の行動中でも大いに笑わせてくれます。
また、出番は少ないのですが、小凱の父親役で高捷(ジャック・ガオ)が存在感を見せ、楊祐寧(トニー・ヤン/ヤン・ヨウニン)がカメオ出演しているのも、ファンにはうれしいところ。演技巧者の柯宇綸(コー・ユールン)は、相変わらず達者です。そして、高高役の姜康哲(クリス・チャン)のぬぼ〜っとしたキャラが出色。2008年にMen’s Unoのモデルコンテストから芸能界入りした人だそうです。

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写真は、映画のロケ地のひとつである誠品書店に飾られた大きなパネルと模型。
監督が書いた文章に、映画の撮影風景の写真や絵コンテなども載っている本や、郭采潔(アンバー・クォ)が歌う主題歌も収録されているサントラが発売中です。どちらも買って、映画の余韻を楽しんでいます。(^o^)
今回は、プレミアなどの取材に行かれませんでしたが、機会があったら陳駿霖(アーヴィン・チェン)監督に色々お話しを聞いてみたいですね。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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