台北電影節、今年の「新勢力」
去年は特別だったのでしょう、作品も多く、別会場でマスコミ向けに行われ、30人近くの監督やスタッフ、キャストが参加して、ガーデンパーティでインタビューも自由にできました。
しかし、今年は「台灣電影新勢力影迷見面會」と銘打って、ファンミーティングの形式だったので、会場は映画館のロビースペースでした。一応、マスコミ向けの取材スペースとファンとの交流の場は別れていましたが、棒棒堂の王子が参加するとあって、早くから大勢のファンが駆けつけ、小さなモニターでは、肝心な映像は全然見ることができませんでした。
今回紹介されたのは、李祐寧(リー・ヨウニン)監督の「麺引子」、張作驥(チャン・ツォーチ)監督の「當愛來的時候」、陳宏一(チェン・ホンイー)監督の「消失打看」の3作品。
李祐寧(リー・ヨウニン)監督の「麺引子」は、老いた兵士が故郷へ帰る時の人間模様を描いた社会派ドラマのようです。監督だけの参加でした。
ベテラン張作驥(チャン・ツォーチ)監督の「當愛來的時候」は、ドラマ「秋のコンチェルト」で花拓也を演じたイケメン呉慷仁(ウー・カンレン)と、3000人の中から選ばれた新人の李亦捷(リー・フェイジエ)の二人が監督と共に登壇。内容は、自分の母親と同様に未婚の母となる女性を軸に、母子二代の異なる恋愛観を描いた女性映画だそうです。そして、呉慷仁(ウー・カンレン)と李亦捷(リー・フェイジエ)の濃厚なベッドシーンも見どころだということです。
呉慷仁(ウー・カンレン)は、『今回はゲスト出演ですが、とても有意義な仕事でした。これからも台湾映画にどんどん出演していきたい。』と語っていました。
ファンのお目当てである棒棒堂の王子と、クリス・キッド主演の「消失打看」は、特殊効果を多用したファンタジーラブストーリー。二人とも初の映画進出とあって、撮影中はかなり苦労したそうです。王子は、ダサいオタク、キッドは反抗的な少年という役どころ。王子は『今回は初主役でしかもオタク、いつもと違う僕をみんなに楽しんでもらえるよう頑張りました。』と。一方のキッドは、『ヘビーな役はたいへんなプレッシャーで、撮影中はとても大変だったけど、カメラの前で自分をさらけ出すことによって、殻を破れたと思う。』と語っていました。
この3作品は、今年下半期に完成、または上映されるということです。
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