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2010/09/06

楊祐寧(トニー・ヤン/ヤン・ヨウニン)主演映画「街角的小王子」イベント

0906machikado1台湾で9月3日から公開になっている映画、「街角的小王子(In Case Of Love)」の特別試写会イベントを取材してきました。台湾では、公開前に前売り券発売サイン会や特別試写会など様々なプロモーション活動が行われ、監督やキャストが精力的に動きます。
この「街角的小王子」もいくつかの活動がありましたが、今回は8月30日に西門町の映画館で行われた特別試写会イベントに行きました。実はこの前日に「監督座談会」というものがあったのですが、主演の楊祐寧(トニー・ヤン/ヤン・ヨウニン)は高雄でサイン会の為、台北の活動には参加できないとのことなので、キャストが勢揃いする方を選びました。

当日は、台風の影響ですごい雨。少し早めに着いたので、会場となる二階のロビーにまだ他のプレスは見あたりません。映画会社の宣伝担当が、「チケットある?」と聞くので「ないけど・・・」と言うと「ちょっと待っててね。」と降りて行き、この日の鑑賞券を持って来てくれました。実は、この3日前の特別試写会を見せてもらっていたので、当日は取材だけのつもりだったのです。「私二回目だけどいいの?」と言うと、同行のアシスタント(実はもと某映画会社の社員)は見ていないでしょうからと、二枚いただきました。
この宣伝担当の女性はとてもテキパキしていて、連絡してもらった友人によると「すごく仕事ができる感じ」だそうで、しかもフレンドリーです。

0906machikado2そして取材スペースで準備していたのですが、ファンは続々と集まるのになかなかプレスが増えません。開始時間になっても、私たちを入れて4媒体。豪雨だから?まさかねぇ・・・なんて思っていたら、翌日語学スクールの先生に聞いてみたところ、たぶんそうだろうと。台湾の媒体は天気悪いと“や〜めた”が有りだそうです。
いや、誰でも行きたくない時はあると思うけど・・・本当に行かないというのは日本ではあまりありませんよね。
この日のイベントには、監督の林孝謙(リン・シャオチェン)をはじめ、楊祐寧(トニー・ヤン/ヤン・ヨウニン)、郭碧婷(グォ・ビーティン)、葉晙君(イエ・イーチュン)、楊子(ヤン・ツーシャン)の4人のメインキャストに加え、祐祐(トニー・ヤン/ヤン・ヨウニンの愛称)が特別出演した同じ映画会社の製作によるヒット作「一頁台北」のチームが参加するということで、総勢9人。これを取材する媒体は5人。(^_^;)
まぁ、一般の観客がいるから盛り上がりに心配はないですけどね。

0906machikado3いつものように予定より少し遅れて開始したイベントは、ファンの熱い歓声で迎えられた監督とキャストの挨拶、司会者とのトーク、そしてこの日は楊祐寧(トニー・ヤン/ヤン・ヨウニン)の誕生日ということで、「一頁台北」の郭采潔(アンバー・クォ)、姚淳耀(ヤオ・チュンヤオ)、張孝全(ジョセフ・チャン)、姜康哲(クリス・チャン)、そして監督の陳駿霖(アーヴィン・チェン)が「Happy Birthday Yo You」の中国語バージョン「祝?生日快樂」を歌い、大きなケーキが乗ったワゴンを押しながら登場。事前に知らされていなかった祐祐は感激で泣くふりをしていました。

0906machikado428本のロウソクを吹き消し、いつも傍にいる家族や友人達に感謝の意を述べました。
そして、張孝全(ジョセフ・チャン)からプレゼントが渡されました。それは、映画にちなんで猫のイラストが描かれたトランクス。後ろは、ちゃんとしっぽが書かれているという可愛らしいデザインです。

この賑やかなトークイベントの後は、「一頁台北」チームも鑑賞しての上映。その後監督・キャストのQ&Aが行われました。
チケットをいただいたので、二度目の鑑賞の後このQ&A(取材は無し)も見ていたのですが、残念ながら私の語学力ではほとんど聞き取れないので、申し訳ありませんが内容をお伝えすることができません。


0906machikado5 そうそう、映画自体はさわやかでちょっと切ない、台湾映画らしい味わいの作品です。
簡単にストーリーをご紹介します。
大学で美術を学ぶ小静は、ある日道ばたで子猫を拾い、ルームメイトの親友と一緒に飼い始めました。そして隣の音楽サークルの部室から聞き覚えのあるメロディーを耳にします。それは子猫と共に10年前、子供の頃の忘れられない思い出のキーとなるものでした。それを奏でるバンドのギタリストの阿軍に「私、あなたを知っている。覚えてる?引っ越ししてしまったけど、私は・・・」と語り出すと、阿軍は驚き、「僕は・・・僕は・・・」とその次を言い出せずに出て行ってしまいました。
実は、彼にはある秘密があったのです。

「台北に舞う雪」の音楽プロデューサーで大人の役にトライした楊祐寧(トニー・ヤン/ヤン・ヨウニン)ですが、やはり青春映画がよく似合います。大事なことを言い出せないもどかしさが切々と伝わって来ました。ヒロインの郭碧婷(グォ・ビーティン)も透明感のある清楚な女優で、一見はかなそうに見えるけど実はシンがしっかりしている女性を好演。そしてこの日はQ&Aしか参加しませんでしたが、バンドのボーカル役の李志正(リー・チーチェン)もさわやかでかっこよかったです。ヒロインの親友を演じたのは、楊子姗(ヤン・ズーシャン)は大陸の人ですが、最近は彭于晏(エディ・ポン)と明道(ミンダオ)主演映画「近在咫尺(Close to you)」にも出演しています。
そして、なんと言っても可愛い子猫!猫好きの方にはたまらない映画ではないでしょうか。
台湾でのこの映画のキャッチフレーズは、「台湾初、猫と癒しの純愛映画」です。

※これまでの「街角的小王子」に関する記事

2010/09/02
楊祐寧(トニー・ヤン/ヤン・ヨウニン)主演映画「街角的小王子」プレミア
http://www.asianparadise.net/2010/09/post-7b1b.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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