アジアンパラダイス

ライブはdance flowから始まり、トリの鄭元暢（ジョセフ・チェン）まで３曲ずつ短いMCをはさみながら次々と登場するというシンプルなスタイルです。このMCは全て日本語で、みんな歌やダンスと同様、相当練習したと思われる流ちょうさでした。

dance flowは台湾人・台湾先住民族・日本人・白人クオーターなど男女４人ずつ８人というワールドワイドな大所帯で、オープニングにふさわしい賑やかさとスピード感。全員がダンスインストラクター経験者というだけある見事なダンス、女性陣は10㎝ヒールで踊っているのにはビックリです。

映画で活躍する彭于晏（エディ・ポン）は今年歌手として本格的にデビューしましたが、そのデビューアルバムからメイントラックを含むあ曲を熱唱。「ラーメン食べたいで〜す」の言葉に反応したファン達に向かって「一緒に行く？」・・・思わずエディが2000人を引き連れてラーメン食べに行く様子を妄想してしまいました。

続くA-Linは先住民族アミ族出身、すでに４枚のCDを出し、台湾最大の音楽Award「金曲奨」で、「最優秀新人」と「最優秀女性歌手」にノミネートされた事もある若き実力派です。結婚・出産を経て音楽シーンに復帰したそうです。今回は、土屋アンナのカバー曲とオリジナル曲を抜群の歌唱力で聞かせてくれました。

復帰と言えば、今年１年半ぶりにサードアルバム「D1秒」をリリースした唐禹哲（ダンソン・タン）は、その思いを込めた「I'm Back」と自ら作詞作曲した「灰色の土手（灰色河堤）」、そしてデビューアルバムから代表曲「Love Me（愛我）」を披露、安定感のある歌唱でした。客席には沢山の応援ボードが掲げられ、ドラマでの知名度と人気を再確認。

そして女性ファンからも支持率の高い林依晨（アリエル・リン）の登場。今年の夏にセカンドアルバム「美好的旅行」から「花が咲いたら会いましょう（花一開就相愛T'）」、デビューアルバムから「Secret Garden（甜蜜花園）」と「イタズラ（惡作劇）」、透明感溢れる歌声は、アリエルの可憐さをいっそう引き立てていました。

トリはこの人、鄭元暢（ジョセフ・チェン）。ライブの前に行われた記者会見で放った「飛び散る僕の汗を感じてほしい。風呂あがりのようにビショ濡れの僕を見るのは、皆さんにとって初体験になるでしょう。」というジョークの通り、激しいダンスで汗を振りまいていました。(^o^)
そして３曲歌い終わるとアリエルが再登場して、ドラマ「私の億万LOVE」の「パンの味（麺包的滋味）」をデュエット。仲むつまじい二人のパフォーマンスに、客席もうっとりです。

最後に全員登場してサインボールを客席に投げ込むという素敵なプレゼントには、場内は更にヒートアップ。アリエルとA-Linは遠くまで届かないだろうからと、dance flowのメンバーが助っ人に入りましたが、ジョセフは二階席まで届く見事な遠投を見せてくれました。
本当は最後に全員一つずつ残して一斉に投げるという締めだったそうですが、ジョセフとエディがすでに全球投げてしまっていたので、残りの４組がかけ声と共にラストボールを投げて幕となりました。
この後は退場口でスタンバイした出演者とのタッチ会で、夢のひとときが締めくくられました。

★セットリスト
（主催者から配布されたものに、オリジナルタイトルを加筆しました。）

Come on! Come on! （Remix）／dance flow
Dance Part／dance flow
LAi! LAi! ／dance flow
Inevitable Love（非愛不可）／彭于晏（エディ・ポン）
曲がり角の夏（轉角的夏天）／彭于晏（エディ・ポン）
カメレオン（變色龍）／彭于晏（エディ・ポン）
Brave Vibration（土屋アンナ曲カバー）／A-Lin
ありのままの自分（做我自己）／A-Lin
以前，以後／A-Lin
I'm Back／唐禹哲（ダンソン・タン）
灰色の土手（灰色河堤）／唐禹哲（ダンソン・タン）
Love Me（愛我）／唐禹哲（ダンソン・タン）
Secret Garden（甜蜜花園）／林依晨（アリエル・リン）
花が咲いたら会いましょう（花一開就相愛T'）／林依晨（アリエル・リン）
イタズラ（惡作劇）／林依晨（アリエル・リン）
Joe's singing fou you（暢一首歌）／鄭元暢（ジョセフ・チェン）
諦めない（不死心）／鄭元暢（ジョセフ・チェン）
カラフルparty（彩色Party ）／鄭元暢（ジョセフ・チェン）
パンの味（麺包的滋味）／鄭元暢（ジョセフ・チェン）＆林依晨（アリエル・リン）

※記者会見の模様はこちら。
http://www.asianparadise.net/2010/10/asia-music-summ.html

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