「台北カフェストーリー」Q&Aと蕭雅全(シャオ・ヤーチェン)監督インタビュー
この映画は、念願叶ってカフェをオープンした主人公と、開店祝いの品々を物々交換するというアイデアを思いつく妹を中心に、そこに集まる人々が展開するストーリーです。中孝介は歌と本を交換する日本人旅行客に扮して童謡の「ふるさと」を聞かせてくれます。
質問にもありましたが、舞台となるカフェは、「朵兒珈琲館(Daughter's Cafe)」と言って、間もなく羽田から定期便が飛ぶ台北市内の松山空港の近くにあります。この映画の為に作り、その後もそのままカフェとして営業しているのですが、監督も答えていたようにとても繁盛しています。
林辰唏(リン・チェンシー)の起用について監督は、
「最初から姉妹の話を撮るつもりで桂綸鎂((グイ・ルンメイ)は決まっていましたが、彼女を姉役にするか、妹役にするかは、その時点では決まっていませんでした。
林辰唏(リン・チェンシー)は、3年前にCMを撮った時に独特な雰囲気があると感じていたのでキャスティングしました。」と語っていました。
そして林辰唏(リン・チェンシー)が一番苦労したことは
「台詞を暗記すること」だそうです。
また、中孝介は「海角七号〜君想う、国境の南」に続いての台湾映画出演について、突然のことに「えっ、自分が出るの?!」という感じだったとのこと。
「監督は、いつも出演のオファーをする時に、俳優に積み木を渡し、オファーを受ける場合は、俳優がその積み木にサインをして、監督に返すんです。僕も蕭監督から積み木をいただき、それから随分経ってからサインをして渡しました。」と。
この他、スイーツ作りを学んだ桂綸鎂(グイ・ルンメイ)のこと、主人公を姉妹という設定にしたこと、35の街の選び方などについての質疑応答が行われました。
そして10月27日には、蕭雅全(シャオ・ヤーチェン)監督の単独インタビューを行いました。
本当は林辰唏(リン・チェンシー)も同席の予定でしたが、仕事の都合で急遽帰国してしまいました。まぁ、どちらにしてもあまり喋らない方なので・・・と思っていたら、通訳の水野衛子さんから「とても人見知りする人で、仲良くなるととても良く喋るのですって。」とお聞きして、びっくり。
監督に、「消失打看」「翻滾ロ巴!阿信」「殺手歐陽盆栽」などにも出演が決まっている今売れっ子で期待の女優さんであると言うと、「そう、まさにこれらの仕事で帰ってしまったのですよ。」と残念そうにおっしゃっていました。でも、彼女から次々と主演の話が来たことを報告された時には、抱き合って喜んだとか。先見の明あり!ですね。
また、監督のオフィスは「朵兒珈琲館(Daughter's Cafe)」の隣なので、よく行くのかどうか聞いたら、「僕は人が沢山いるカフェは嫌いだから行かない。」と答え、大爆笑。私はよく行くのですが、どうりで、監督を見たことがないわけです。
そんなこんなの楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、聞きたかった音楽のことまでたどり着けませんでした。「この続きは台北でお願いします。」と言うと、「喜んで!」と快諾してくれました。
ご紹介したQ&Aと蕭雅全(シャオ・ヤーチェン)監督インタビューは、後日Podcastで配信します。
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
台北でのプレミア取材記事(華流エンタメ応援団)
http://china.alc.co.jp/culture/ouendan/2010/05/36.html
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