2011台北電影節「國際青年導演競賽」と「閃亮之星」発表
吳慷仁(ウー・カンレン)は、ドラマ「秋のコンチェルト」で日本の皆さんにも知られていますが、「渺渺」、今年の台北電影節100万元対象にノミネートされた「當愛來的時候(愛が訪れる時)」、そして「河豚」では主演です。「當愛來的時候(愛が訪れる時)」は、昨年の金馬奨で作品賞に輝き、東京フィルメックスでも上映されました。若き演技派として、期待されています。
林辰唏(リン・チェンシー)は、昨年東京国際映画祭での上映に伴い来日もした「第36個故事(台北カフェストーリー)」でブレイク、今年は「消失打看」「翻滾吧!阿信」「殺手歐陽盆栽」と3本に出演する売れっ子です。台北電影節ではこれまで桂綸鎂(グイ・ルンメイ)や張容容(チャン・ロンロン)のように、複数の出演作が上映される“勢いのある女優”が現れますが、今年はこの林辰唏(リン・チェンシー)ですね。
昨年「茱麗葉(ジュリエット)」で金馬奨の新人賞を受賞した李千娜(リー・チェンナ)、今年春には歌手としてもアルバムデビューし、これからが期待される女優の一人です。「茱麗葉(ジュリエット)」は昨年東京国際映画祭でも上映されたので、覚えていらっしゃる方もいるでしょう。
そして「棒棒堂」出身で、今度小傑(シャオジエ)と実弟の毛弟(モーディ)と新ユニットJPMを結成した王子(プリンス)は、100万元対象にノミネートされている「消失打看」に主演しています。この他にも三浦貴大と共演している「極速先鋒」も控えており、映画俳優としても期待の新人です。
一方デビューから2本目までの監督を対象とした「國際青年導演競賽」は、12本中、台湾からは「那些年,我們一起追的女孩」の九把刀(ジウバーダオ)と「到阜陽六百里」の鄧勇星(タン・ユンシン)がノミネートされ、この日の会見に出席しました。
九把刀(ジウバーダオ)は、人気のインターネット作家で、今回の「那些年,我們一起追的女孩」は自身の自伝を映画化した浅春群像劇です。
鄧勇星(タン・ユンシン)監督は、2003年東京国際映画祭でも上映されたの「7-11之戀」以来の2作め「到阜陽六百里」となりますが、秦海璐(チン・ハイルー)主演で大陸との合作です。
◆「國際青年導演競賽」ノミネート一覧
「愛,讓悲傷跨越(BEYOND)」監督:Pernilla August(ススウェーデン フィンランド)
「沈睡的海岸(ERRATUM)」監督:Marek Lechki(ポーランド)
「三場意外與一個預言(FAMILIAR GROUNDS)」監督:Stéphane Lafleur(カナダ)
「然後,有了光(FATHER)」監督:José María de Orbe(スペイン)
「即刻求生!(LIVE!)」監督:Yury Bykov(ロシア)
「小麻雀的天空(LITTLE SPARROWS)」監督:陳玉秀(オーストラリア)
「海海三人生(ORDINARY DAYS)」監督:Inan(韓国)
「她和他和他和他(OUTBOUND)」監督:Bogdan George Apetri(ルーマニア)
「到阜陽六百里」監督:鄧勇星(台湾 中国)
「衰尾男孩與盲眼女孩(TOP FLOOR LEFT WING)」監督:Angelo Cianci(フランス ルクセンブルグ)
「那些年,我們一起追的女孩」監督:九把刀(台湾)
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