豪華ゲストの「翻滾把!阿信」プレミア
彭于晏(エディ・ポン)の主演映画「翻滾把!阿信」は8月12日から台湾で公開されていますが、10日にプレミアが行われ、取材してきました。
この夏は、「命運化妝師」を皮切りに「河豚」、「殺手歐陽盆栽」、「那些年,我們一起追的女孩」と話題作の公開が続き、台湾映画は昨年に増して勢いがあります。というのも、台湾映画人が一体となって国産映画を盛り上げようという気概が強く、政府も後押しをしています。
プレミアのゲストも豪華で、阮經天(イーサン・ルアン)、趙又廷(マーク・チャオ)、陳意涵(アイビー・チェン)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、楊丞琳(レイニー・ヤン)、蘇慧倫(ターシー・スー)、鄭元暢(ジョセフ・チェン)、謝欣穎(シェ・シンイン)、鳳小岳(リディアン・ヴォーン)らがレッドカーペットを飾りました。
会場となったのは、台北の若者の街西門町の映画街。「モンガに散る」の時と同規模の長いレッドカーペットが敷かれ、早くから沢山のメディアが集まりました。
最初に登場したのは、「海角七号〜君想う国境の南」の田中千絵、続いて台北映画祭で主演女優賞に輝いた謝欣穎(シェ・シンイン)、そして鄭元暢(ジョセフ・チェン)と蘇慧倫(ターシー・スー)、楊丞琳(レイニー・ヤン)は、「翻滾把!阿信」の宣伝グッズである団扇を両手に持ち、15センチはあろうかと思われる高いヒールで歩いてきました。
「藍色夏恋」の監督易智言(イー・ツーイエン)とまだ日本では馴染みがないですが、期待の若手俳優張書豪(チャン・シューハオ)、メディアの前には久々の桂綸鎂(グイ・ルンメイ)は、もう堂々たる台湾映画を代表する女優さんの雰囲気です。
そしてひときわ高い歓声に包まれて現れたのが、彭于晏(エディ・ポン)と共に「LOVE」を撮影中の阮經天(イーサン・ルアン)、趙又廷(マーク・チャオ)、陳意涵(アイビー・チェン)、そして鳳小岳(リディアン・ヴォーン)。予定されていた鈕承澤(ニウ・チェンザー)監督は姿を見せませんでしたが、イケメン3人は白いシャツにジーンズというさわやかなスタイルでファン達に手を振りながらウォーキング。
続いてプロデューサーの李烈(リー・リエ)、林育賢(リン・ユーシェン)監督、子役達と脇を固めるベテラン俳優たちです。
トリはもちろんメインキャストの彭于晏(エディ・ポン)、柯宇綸(クー・ユールン)、林辰唏(リン・チェンシー)の3人。歓声も最高潮で、沿道のファンの握手のサービスもしながらフォトセッションコーナーに向かいます。
この映画の為に丸刈りになったエディも、だいぶ髪が伸び、次作「LOVE」の為でしょうかライトブラウンに染めてとっても素敵です。
メインステージでは、プロデューサーや監督、そして共演者たちがメインキャストを待ち、全員揃ったところで台北市長や政府の人たちによる祝辞、そしてご挨拶です。
林育賢(リン・ユーシェン)監督は、「ついにこの日が来ました。この映画を台湾全土に伝えて、全員に知れわたって欲しいです。」と緊張気味に言うと、司会者から「泣かないで!」と声がかかります。
紆余曲折のこの数年、完成した入魂の作品ということで、台北映画祭で上映の時は何度も感極まって男泣きした為、司会者から突っ込まれていました。
そして、デビュー作のドラマ「あすなろ白書」で共演した楊丞琳(レイニー・ヤン)が主役の彭于晏(エディ・ポン)に花束を贈呈。メディアのリクエストに応えて頬にキスするひと幕も。
エディは、「去年の今頃から撮影を始めて、この6月から宣伝活動がスタートしました。すでに3ヶ月経って、今日は皆さん大勢来てくれてうれしいです。撮影中はたいへんなことも沢山あったけど、いま思い返すと全てがとても価値のあるものでした。体操選手の子供達や本物のコーチと知り合ってから、アスリートに比べて俳優になったのはラッキーだったと思いました。だって映画を撮っているときは幸せで、少しも大変だとは思わなかったから。見終わったらみんなに宣伝して下さい。そして、この映画の感動を全台湾に伝えてほしいです。」と語りました。
この後の恒例の囲みインタビューですが、監督やキャストとの質疑応答が一段落すると、なんとエディとゲストの阮經天(イーサン・ルアン)、趙又廷(マーク・チャオ)、陳意涵(アイビー・チェン)、鳳小岳(リディアン・ヴォーン)の5人でのパート2がありました。
阮經天(イーサン・ルアン)は、「エディから体操のコーチについて色々聞いていたから、彼の身体を見てほんとにすごいと思った。みんな、映画館に行ったら、彼の演技をしっかり見てね。」とアピール。
趙又廷(マーク・チャオ)が「この映画は、もちろんすごく見たかったよ。だって、エディがコーチ役でとっても努力していたから。それに彼の身体もすごいよね。僕も毎回鍛えているけど、この映画のエディのポスター見たら、もっと頑張らなくちゃ、と思いました。」と言うと、そばで陳意涵(アイビー・チェン)が「そうそう」と何度も相づちを打っていました。
2006年に大ヒットしたドキュメンタリー映画「ジャンプ!ボーイズ」は、林育賢(リン・ユーシェン)監督の実兄である体操選手林育信(リン・ユーシン)がコーチとなって少年達を育成している日々を描いたドキュメンタリーですが、この林育信(リン・ユーシン)=阿信の青春時代を描いたものが今回の「翻滾把!阿信」です。
プロデューサーは、「Orzボーイズ」「モンガに散る」と、立て続けにヒットを飛ばした李烈(リー・リエ)ということで、かなりの注目作。日本でも見られると良いですね。
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