五月天(メイデイ)「追夢3DNA」 国際記者会見
登壇したのは、孔玟燕(コン・ウェンエン)監督、3D担当監督の曲全立(ジー・チュアンリー)、プロデューサーの陳鴻元(チェン・ホンユエン)、そして五月天(メイデイ)の阿信、怪獣、石頭、冠佑、瑪莎です。
それぞれのご挨拶に続いて質疑応答。
阿信は「僕の母は、もともと音楽の道に進むことに賛成していなかったから、五月天の成功を見てやっと安心した。だから今回映画を撮るということでまた心配が始まりました。なんたって『賽德克.巴萊』のすぐ後に公開になるのだから。でも、チケットの予約状況が良いので、少し安心したみたい。」と母親思いの阿信らしいコメントです。
「追夢3DNA」には、コンサート映像のほかに3つのオムニバスストーリーで構成されており、任賢齊(リッチー・レン)劉若英(レネ・リウ)林雪(ラム・シェ)も出演しています。もちろんメンバーもそれぞれの役柄で出演しており、冠佑は自分の出演部分で一番気に入っているのは、コンサートに行きたい女の子を心配する父親の場面だとか。
司会者から、もし自分の子供が大きくなった時にSuper Juniorを見に行きたいと言ったらどうする?という質問に、「五月天しか見ちゃダメ・・・と言いたいけど、見たい気持ちをコントロールするのは難しいだろうなぁ。」と、悩める父親の顔でした。
オムニバスの短いストーリーだけだと演じ足りないのでは?と聞かれた瑪莎は「いや、『E.T.』のように、僕たちの名前「五月天」がタイトルになっているからね、そこが重要だよ。」と自信満々。
石頭は「実は、オムニバスストーリーの中でバイクを運転するシーンを予定していたのだけど、撮影当日飛行機が遅れて間に合わなかったんだ。それがとても残念。」というエピソードを披露してくれました。
怪獣は「もし五月天が毎日1回コンサートをやっても2年でたったの730回、でもこの映画は沢山のファンのみんながぼくらの音楽を見て聞けるだけでなく、僕たち自身も3Dコンサートを楽しめるんだから、すごいよね。」と。
そう、この映画は、台湾のほか大陸、香港、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、オーストラリアなど、約3000の映画館で公開となるため、一日に全アジアで15588回上映される計算になります。
そこで、映画会社は「15588」をデザインした氷のモニュメントを制作、監督と五月天がそこに赤ワインを注いで数字を浮き上がらせました。
監督の孔玟燕(コン・ウェンエン)は1965年生まれで、主にCMの監督として活躍、今回が劇場用長編第一作になります。なかなかのイケメンで、「僕は今回五月天と仕事をして啓発を受けた。かれらの『最も美しい夢は、最もクレイジー(最美的夢想最瘋狂)』という彼らの曲の歌詞になぞらえて言うと、一番撮りたい映画は、ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』です。」と語りました。
100%台湾で完成させたという3D部分を担当した曲全立監督は、「これまでの仕事の中で一番苦労したが、みんなに満足してもらえるものができた。」と誇らしげに語り、「この映画の撮影で劇中の五月天の曲を全て2、300回ずつ聞いた。僕はすっかり五月天のファンだよ。」と笑っていました。
そして、金馬奨への期待について聞かれた阿信は「もし3D部門を作ってくれたら『3D肉蒲團』を踏みつけてやるよ。」と場内を笑わせてくれました。
この後、電波媒体の囲みに続いて紙媒体の囲みがあったのですが、もらった資料によると50人ちかく記者がいるので、「台湾、シンガポール」「大陸1」「大陸2」「マレーシア、香港」と4回に分けて行なわれたそうです。
囲み取材の音声はPodcastでお聞き下さい。
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