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2011/10/29

東京国際映画祭「轉山」記者会見

1029kora1東京国際映画祭6日め、中国からのコンペティション作品「轉山」の記者会見が行われました。
この作品は台湾の大学生が書いた雲南からチベットまでの自転車旅行記を原作としたロードムービーで、主人公の心の成長物語です。
この日の出席者はプロデューサーのニーナ・ハン、杜家毅(ドゥ・ジャーイー)監督、主演の張書豪(チャン・シューハオ)、女優の李桃(リー・タオ)。監督は来日直前にバイクの事故で足を負傷したとかで松葉杖姿が痛々しかったです。

1029kora2会場に現れた張書豪(チャン・シューハオ)は、一瞬「翻滾把!阿信」の彭于晏(エディ・ポン)かと思ってしまう短髪、というか坊主頭。まさか入隊?いや、次回作の為か・・・会見で聞く質問ではないから、この後のインタビューで聞くことにしよう。
そして、何やらヒソヒソ話が聞こえてきて、どうやら李桃(リー・タオ)がまだ到着していないらしい。しかし、この会場では引き続き別の会見が設定されているので時間通りに始めなければならず、3人でスタート。

1029kora3まずは監督に、第一作目にこの作品を選んだ理由が聞かれ「自由と夢を求める精神力を描くために、監督デビュー作としてこの作品を選んだ」とのこと。この会見もまた中華メディアの方が多いので、この後個別インタビューもあるけど“絶対に質問するぞ!”と日本人記者の使命感に燃え、挙手。監督に主役に台湾人の張書豪(チャン・シューハオ)をキャスティングした理由と、張書豪(チャン・シューハオ)にはオファーを受けた時の感想を。
キャスティングの理由は、「原作が台湾人の青年なので」というシンプルなもの。張書豪(チャン・シューハオ)は「脚本の前に原作を読んでいて、主人公の内面の変化が面白いこと、男としてチベットでの体を使った撮影(自転車走破)にチャレンジしたかった」という、頼もしい答えでした。

1029kora4このあたりで李桃(リー・タオ)が到着、司会者から紹介されると泣きそうな顔で必死に遅れた謝罪と理由を述べます。「本当にごめんなさい。私もマネージャーも日本語がわからないので、タクシーの運転手が行き先を間違えて、違う所へ行ってしまった。なんとか綠が多いところに来たのでここかと思い、タクシーを降りてから、高いヒールの靴を脱いで走ってきました。」と。足下を見ると、つま先10㎝、かかとは20㎝あろうサンダル。確かにこれでは走れませんねぇ。それにしても、可愛い黒のミニドレスで裸足で走るなんて・・・なんだかとても愛おしくなってしまいました。
そして、張書豪(チャン・シューハオ)と共演した印象は、「彼はあまり良く知らなかった上に、監督から台詞以外は絶対に話してはいけないと言われていたのですが、撮影が終わった時は名残惜しくて、もう少しで好きになってしまいそうでした。」と語っていました。

1029kora5この監督からのミッションは、彼女だけではなく、スタッフ・キャスト全員に発動されたもので、役作りの為に張書豪(チャン・シューハオ)を孤立させたそうです。張書豪(チャン・シューハオ)は、「監督にいじめ抜かれました。もともと外向的な性格だから、本当につらかった。」と明るく言って、その笑顔も素敵なので、“ああ、本当に好青年!”と、私もますます好きになってしまいそう。(^o^)

この会見の一部は、東京国際映画祭の公式サイトでムービーで見られますが、アジアンパラダイスでは、ノーカットで音声をPodcast配信予定です。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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