2012年旧正月映画「寶島大爆走」記者会見
この映画は、台湾のヴァイオリニストで19歳のときにコーヒーの広告を演出したことからから映像の世界にも活動の場を広げた羅安得(ルォ・アンダ)が、初めて劇場用映画を手がけたもの。プロデューサーは「海角七号 君想う国境の南」「賽德克、巴萊(セデックバレ)」などで国際的に知られる黃志明(ジミー・ホアン)。
台湾の南の果ての派出所の警官(澎恰恰)がひょんなことから人質救出の銃撃戦に遭遇、救い出した上海の富豪の令嬢を守るため彼女と台湾中を巡ることに。
好き勝手な行動をする令嬢とそれを追う誘拐犯罪グループが巻き起こすドタバタ道中。あふれるオリジナリティ、とんでもないイマジネーションで作り上げた、旧正月にふさわしい爆笑コメディです。
警官役は、台湾の俳優にして有名司会者、お笑い芸人で職業野球界でも名をはせる澎恰恰(ポン・チャアチャア)。今年監督第一作である「帯一片風景走」を発表、アルツハイマーの妻と台湾一周の旅に出る夫の感動のロードムービーは、見事な演出で好成績を上げました。
上海娘の譚艷妃役は、2009年に程孝澤監督による台湾映画「近在咫尺」にもメインキャストで出演した苑新雨(リーン・ユアン)。
そして、台湾アイドルドラマでもお馴染みの陳怡蓉(タミー・チェン)に加え、若手の房思瑜(レナ・ファン)も出演しています。
会見では、最初にCircusの3人が賑やかに盛り上げた後、主役の澎恰恰が「ミッション・インポッシブル」の音楽に乗って007のような黒スーツにボルトアクション・ライフルもどき?を持って登場。
「この年になってアクションシーンがたくさんある役だけど、最初から最後までスタントは使わずに自分でやったよ。いやいやほんとに年をとった。たぶんリタイア前の最後の一作になるんじゃないかな。監督から主役というめったにない機会をもらって、本当にうれしい」と語りました。
劇中セクシーな衣装でフランス語をあやつる檳榔(ビンロウ)屋の女主人を演じる陳怡蓉は、ミニドレスで美脚を披露。
「今回はラブストーリーは全くありません。全てアクションシーンです。姐御役なので、どうやったら人を殴ったときに痛そうに見えるか、という武術訓練でした」と言っていました。
今年の旧正月にはコメディ映画の「鶏排英雄」が一億超えの皮切りとなりましたが、この「寶島大爆走」はさらにそれを超える成績を目指すということで、個性的な出演者たちが大いに盛り上げた記者会見でした。
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