五月天(メイデイ)のニューアルバム発表記者会見
会見場となったホテルのボウルルームには、早くからメディアがぎっしり。この日はファンも招待されていたため、さらにホットな雰囲気でした。
会見のオープニングは、アルバムのメイントラック「諾亞方舟(ノアの方舟)」のMVを披露、これは秋の公開された映画「追夢3DNA」の孔玟燕(コン・ウェンエン)監督が千人を超える多国籍のエキストラを使って作り上げたものです。
そしていよいよアルバムタイトルの発表です。スクリーンに「第二人生」という文字が映し出され、阿信が「このアルバムの背景は世界の終末だけど、僕らが伝えたいことはもし世界の終わりが来ても、あなたには第二の人生の選択の機会があるということ。僕らはもともと世界が終わるなんて信じていない。ここ数年様々な天災が起きている。今年3月の日本の震災や原発事故には驚いたけど、そうやって“普通の日々”と隣り合わせなのだから。」と語りました。
そう、このアルバムの録音は、日本で震災の1ヶ月後に東京で行われたのだそうです。電力や飲料水の問題、家族の反対など色々なプレッシャーのもと、この「第二人生」はこれまでの人生観を超えたところで製作された、“運命的な”作品なのです。
そして、五月天(メイデイ)のスイッチオンでバックのスクリーンが左右に開かれると、一面のCDディスクによって末日版が56985枚、明日版は72973枚という予約数が表されていました。
司会者のメンバーはどちらが好きかという質問には、瑪莎、怪獸は末日版、阿信と石頭は明日版、冠佑は両方と答えました。
怪獸は「終末と明日は紙一重、こっちを選んだのは、毎分毎秒を大事にしなくちゃと思うから。」
阿信は「明日晩を選んだのは、ファンの希望の力をあげたいから。それから、明日版を聞いたファンは、きっと終末版も買いたくなるよ。」
そしてファンたちに感謝し、「(数字は)明日版の勝ちだからみんな楽観して良いよ。」と笑いながら言っていました。
この後、3/4はニューアレンジで聞かせるという23日からのコンサートツアーの成功、「諾亞方舟(ノアの方舟)」による出帆を祝い、スポンサーからRIMOWAのスーツケースがプレゼントされました。国民的バンドである五月天(メイデイ)のコンサートには多くのスポンサーがついていますが、阿信が感謝を込めて紹介を始めたところ、ステージ上からはの左のスクリーンがよく見えないため、メンバー全員が降りて行ってレフトスクリーンの前で読み上げていきました。
こうして発売された「第二人生」ですが、メーカーも想定外の予約数だったため、「明日版」の予約特典のフィギュアの生産が追いつかず、発売当日の店頭には「末日版」しか並んでいないという現象が起きていました。収録曲が同じとはいえ、曲順や間の時間なども違うということなので、ジャケットだけでなく雰囲気も異なるのでしょう。う〜ん、やっぱり明日版も買わないといけないのか・・・。
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