「マイウェイ 12,000キロの真実」大ヒット祈願の書き初めイベント
明日1月14日から公開になる映画「マイウェイ 12,000キロの真実」のヒットを祈願するイベントが、1月5日にペニンシュラ東京のスカイルームで行われました。
登壇したのは、カン・ジェギュ監督と主役のふたりオダギリジョーとチャン・ドンゴン。
当日は、丁度この作品がベルリン国際映画祭に参加することが発表され、文字通り“春から縁起の良い”スタートとなりました。オダギリジョーは「何度も会見をやっているので何の発表?という感じですが、今日は“新年のご挨拶”と“ベルリン国際映画祭参加の発表会”です。」と。
昨年から何度も来日してプロモーションを行っている監督とチャン・ドンゴンですが、
「新しい年を迎え新年の挨拶にこうしてまた来られて嬉しく思います。日本での公開直前ですので皆さんにこの会見を通して映画の内容を知っていただきたいです。今日、日本に来ましたが日本は韓国に比べて暖かいですね。私達はかなり強行スケジュールでプロモーション活動を行っていて少し疲れていたのですが、日本に降りたったら日差しがきれいで元気になりました。」とチャン・ドンゴン。
監督は「皆さんと『マイウェイ』を通して新年にお会いできて嬉しいです。みなさんにとって今年が健康でいい年でありますように。この映画は日本と韓国の青年が戦争を通して友情を取り戻していくという物語です。韓国と日本、お互いがお互いをどう思っているのかを描いているので、日本と韓国の若者に特に観て欲しいです。」とご挨拶しました。
年末年始はこのメンバーで韓国でのプロモーションを行っていたそうです。初めて一人で年越しをすることでちょっとドンヨリしていたというオダギリジョーですが、「ここにいるお二人やスタッフの皆さんとカウントダウンしながら乾杯したりして楽しかったです。偶然ホテルの部屋から初日の出を見ることができたんですよ。海外で初日の出が見られたというのは思い出に残りましたし、初日の出を見ること自体この36年生きていて初めてのことだったので、そういう意味でも特別な1年になってもらえればな、と思いました。」と語りました。
ベルリン国際映画祭に参加することになって、チャン・ドンゴンが「実は、この映画の撮影が始まる前に、監督に「この映画はベルリン国際映画祭の開幕作品にどうですか?」と話していました。オープニング作品ではないですが、上映される事になりヨーロッパの方々にご覧頂ける事は光栄です。今まで、欧米の方々の目線で描かれた世界大戦は多くありましたが、本作のように東洋人目線での世界大戦の映画はとても新鮮に写るものだと思います。今回ベルリン映画祭ということでこの映画とも密接な関係がある場所だと思います。ですから嬉しいと思うと同時に、観客の皆様にどのように受け止められるか気になりますが、期待で胸がいっぱいでもあります。」と語り、これを聞いたオダギリジョーが「あの〜、あまりにチャン・ドンゴンのコメントが素晴らしいので、さっき僕が言ったことはナシにして下さい。オダギリは終始無言だった、でいいです。」と場内を笑わせました。
この後は、美人書道家の木下真理子さんによるパフォーマンスです。映画をイメージして“絆”という文字を描き、また漢字のルーツである甲骨文字で書いた今年の干支の“辰(龍)”に、大ヒットを祈願して3人で目入れを行いました。この「目」というのも、いわゆるダルマの目入れのような「●」を書くのではなく、線で表していました。
こうしてイベントは登壇者の素晴らしいコメントのせいか(?)かなり時間が押してしまい、記者からの質問はひとつだけとなってしまいました。
このトークの模様は、1月16日(月)からのアジアンパラダイスPodcastで送信します。
「マイウェイ 12,000キロの真実」
これは、一枚の写真から始まった真実の物語
1944年<ノルマンディー上陸作戦>後に、ドイツ軍捕虜から発見された一人の東洋人の実話を基に製作された真実の物語です。
1928年、日本統治下の朝鮮。かたくなに国を信じた日本人と、まっすぐに夢を信じた朝鮮人。決して交わる事のない、憎しみ合う二人は、運命のいたずらで日本、ソ連、ドイツと三つの軍服を着て戦うことになる。いったい彼らに何が起こったのか?そして、極限状態の中、彼らは何故生き抜くことが出来たのだろうか?捕虜となり、戦いながら、アジアからノルマンディーまで5年間、12,000キロの旅で何を見たのか?全てを失ってもまだ、生きる道“マイウェイ”を見失わない希望と感動の物語。総製作費25億円、240日間にも及ぶアジアからヨーロッパの大陸横断撮影。2012新春、映画史上最大のスケール、最も壮絶な物語、そして人間の本質を描いた感動作。
■監督:カン・ジェギュ(「シュリ」「ブラザーフッド」)
■出演:オダギリジョー、チャン・ドンゴン ファン・ビンビンほか
■公開表記:2012年1月14日(土) 全国ロードショー
■配給:CJ Entertainment Japan/ 東映
■公式サイト http://myway-movie.com/
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