2012台北電影節「國際青年導演競賽」ノミネート発表
台北電影節のメイン会場となる中山堂で行われたこの発表セレモニーには、入選した両監督と、それぞれの作品のキャスト鳳小岳(リディアン・ヴォーン)、張榕容(チャン・ロンロン)、李烈(リー・リエ)も出席、予定されていた張書豪(チャン・シューハオ)がいなかったのは、私的には残念でした。
楊雅喆(ヤン・ヤージャ)監督の「女朋友。男朋友」は、映画祭のオープニング作品で、メインのコンペ台北電影獎にもノミニーの注目作です。高校生から30年間にわたる男女3人を描いたものですが、メインの桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、張孝全(ジョセフ・チャン)、鳳小岳(リディアン・ヴォーン)は共にまだ20代なので、中年の演技は相当なチャレンジ。「だから、先に中年時代を撮影した。俳優たちには本当に中年に見えるようになるまで、時間をかけて挑戦してもらった。」と、監督は笑いながら語っていました。
イギリスとのハーフであるリディアンについては、「彼は見かけはバタ臭いけど、中身はとても古風だ」と評し、ジョセフは「マッチョな身体だけど今回内向的な役柄なので、内面の演技に注目してほしい」と言っていました。
また、撮影現場では、いつも桂綸鎂(グイ・ルンメイ)とジョセフのどちらが胸が大きいか比べていたというエピソードを暴露、場内大爆笑でした。
「逆光飛翔」の張榮吉(チャン・ロンチー)監督は、自身のドキュメンタリー短篇「天黑」を長編劇映画にしたもので、張榕容(チャン・ロンロン)はダンスに打ち込む役の為、レッスンに4ヶ月くらいかけたそうです。
視覚障害のピアニストの母親を演じる李烈(リー・リエ)は、実勢傘では子供を持った経験がないので、かなり研究を重ねたと言っていました。そして、最近はプロデューサーとしての仕事が多かったため、現場でつい進行やその他様々なことが気になってしまったともらしていました。
「Beyond the Hill」(トルコ・ギリシャ)監督:Emin Alper
「Black & White & Sex」(オーストラリア)監督:John Winter
「女朋友。男朋友」(台湾)監督:楊雅喆(ヤン・ヤージャ)
「Hanaan」(韓国・ウズベキスタン)監督:Ruslan Pak
「The Mirror Never Lies」(インドネシア)監督:Kamila Andini
「Night #1」(カナダ)監督:Anne Émond
「The River Used to Be a Man」(ドイツ)監督:Jan Zabeil
「Spain」(オーストリア)監督:Anja Salomonowitz
「Still Life」(オーストリア)監督:Sebastian Meise
「逆光飛翔」(台湾)監督:張榮吉(チャン・ロンチー)
「Twiggy」(フランス)監督:Emmanuelle Millet
「Twilight Portrait」(ロシア)監督:Angelina Nikonova
台北電影節は6月29日から7月19日まで開催、この國際青年導演競賽の発表授賞式は7月4日に行われます。
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