杜汶澤(チャップマン・トー)台北電影節に登場!
撮影期間12日というこの映画は、映画プロデューサーの杜汶澤が、大学の講座に招かれ、富豪の出資者の希望で撮る事になった映画制作の経緯を語るというスタイルで、彭浩翔らしいブラックユーモアや下ネタが満載の爆笑コメディです。
現在の香港映画、とくにコメディで欠かせない鄭中基(ロナルド・チェン)をはじめ、邵音音(スーザン・ショウ)、田蕊妮(クリスタル・ティン)、鄭丹瑞(ローレンス・チェン)、鄒凱光(マット・チョウ)、周俊偉(ローレンス・チョウ)、谷徳昭(ヴィンセント・コック)、麥玲玲(マック・リンリン)、葉山豪(ハヤマ・ヒロ)が出演。
香港映画界の実情や映画人たちの悲哀が、笑いの中で表されるだけにリアルに感じます。
ミラーフィッシャー症候群という病気から回復した杜汶澤、今は完全に治癒したそうですが、闘病中は養豚のごとく、食べては寝て、目が覚めたらまた食べ、という日々で、体重が10キロ増えたそうです。
2ヶ月の休養の後に復帰しましたが、体力が落ちているので、夫人の田蕊妮が“前妻”役で出演している為、撮影現場でも安心だったと語っていました。
「これまで80本くらいの映画に出演してきたが、この作品の反応が一番大きい。でも大陸で公開される確率はゼロだね。」と言っていましたが、確かに、大陸での許可がおりるように編集したら、この映画は跡形もなくなってしまうでしょう。(^o^)
また、映画の中で、賭け麻雀のところにカメラを持ち込み、警察が来ると「これは映画の撮影だ」とごまかすシーンがありますが、これもある監督の実話をもとにしたということです。香港らしいですね。
日本でも人気の彭浩翔ですから、この「低俗喜劇」もぜひ大阪アジアン映画祭で上映して欲しい…というのが、私の周りの香港映画マニアの声です。
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