台湾映画「逆光飛翔(光にふれる)」台北プレミア
会場は、台湾最大のシネコンである信義威秀の中庭。ステージの前にレッドカーペットが敷かれ、たくさんの映画ファンと報道陣が出演者を待っていました。
ゲストとして応援に駆けつけたのは、台北電影奨で張榕容にトロフィーを渡した鈕承澤(ニウ・チェンツァ)監督と、仲の良い友人鳳小岳(リディアン・ヴォーン)の「モンガに散る」コンビ。鈕承澤は「口コミでこの映画の素晴らしさをぜひ伝えて欲しい。」、鳳小岳は「ヒットすることを期待している。僕もハンカチ用意して見ます。」と語りました。
続いて張榮吉(チャン・ロンチー)監督、主演の黃裕翔(ホアン・ユーシャン)、張榕容をはじめ、李烈(リー・リエ)、尹馨(イン・シン)、LIN、閃亮(シャンリャン)、宇宙人(というバンド)の阿奎(アクィ)ら出演者と、主題歌や挿入歌を歌っている蔡健雅(ターニャ・チュア)、徐佳瑩(ララ・スー)がウォーキングしました。
この日のプレミアはミニコンサートのようで、オープニングのGirlsダンスに始まり、劇中黃裕翔がキーボード奏者としてバンドを組むのですが、そのメンバー閃亮や阿奎らがアップテンポの挿入歌「X」で盛り上げました。
徐佳瑩は主題歌の「調色盤」、蔡健雅は挿入歌の「很靠近海」をしっとりと聞かせてくれ、こんな音楽たっぷりのプレミアは珍しいことです。
さらに、主演の張榕容が孫燕姿(ステファニー・スン)の「天黑黑」を歌いました。この曲は、「逆光飛翔」の前身となった2008年の短篇「天黑」の中で使われているのですが、この短篇もまたこの年の台北電影節の短篇部門で最優秀賞を獲得しています。
張榕容の歌もなかなかのものですが、なにより黃裕翔とのコラボが最高に素敵でした。
司会者から「今度は金曲奨をねらう?」などと言われていましたが、歌うことは好きだという張榕容、もしかしたら歌手デビューも…なんて期待が膨らみます。
この映画は、生まれながらの視覚障害を持つ青年が、ピアノの才能を磨くために台北での一人暮らしを始め、そこで知り合った仲間や、ダンサーを夢見て努力を続ける女の子との友情と成長物語です。
東京国際映画祭で、ぜひこの感動作「逆光飛翔(光にふれる)」をご覧になって下さい。
http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=89
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