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2012/10/04

「候鳥來的季節」の蔡銀娟(ツァイ・インジュアン)監督インタビュー

1004tsai1いま、台湾で公開中の映画「候鳥來的季節」の蔡銀娟(ツァイ・インジュアン)監督にインタビューしました。
9月公開の台湾映画の中でも、この「候鳥來的季節」と東京国際映画祭で上映が決まった「光にふれる(逆光飛翔)」の評判が良く、二作とも新進監督の感動作ということで、台湾のメディアでも並べて紹介されることが多くなっています。そして、どちらもいまプロモーションの真っ最中。週末だけでなく、平日の夜も監督やキャストによる劇場での舞台挨拶とQ&Aが行われています。

1004tsai2蔡銀娟監督のインタビューもそのプロモーションの最中に、夜9時から宣伝会社の一室をお借りして行いました。
たぶんご一緒だろうと思ったこの映画のプロデューサーでご主人でもある李志薔(リー・ジーチェン)監督は、その時劇場でQ&A中ということでした。

蔡銀娟監督はもともと脚本家やプロデューサー、そして画家という顔も持つ多才な女性です。公共電視(日本で言うとNHK)のドラマを手掛けることが多く、「百合盛開的國度」「十七號出入口」「你現在在哪?」など良質の作品を送り出しています。

1004houniao劇場用映画としては初の監督作品となる「候鳥來的季節」は、4年前から伽くんを書き始め、100回くらい書き直し、主役である鳥類研究家の溫昇豪(ウェン・シェンハオ)は最初から決めていて、脚本の段階からイメージしていたそうです。
沢山の社会問題を含み、家族や夫婦の愛が描かれて、台北電影節で見た時にとても感動したのですが、舞台となっている台湾中部の雲林は渡り鳥がやってくる美しい湿地帯が、実は地盤沈下で大きな問題を抱えているため、それもこの映画を通して知って欲しいという監督の願いがこめられているとか。

また、溫昇豪をはじめメインキャストの白歆惠(ビアンカ・バイ)、莊凱勛(キャッシュ・チュアン)、海倫清桃(ハイルン・チンタオ)がみな素晴らしい演技を見せてくれているので、その役作りについてのアドバイスなどもたっぷり伺いました。
このインタビューは、10月8日から前編、15日から後編をPodcast配信します。ぜひお聞き下さい。

※参考記事

「候鳥來的季節」プレミア
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2012/10/post-9546.html

台北電影節「候鳥來的季節」プレミア
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2012/07/post-1258.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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