アジアンパラダイス

11月5日に行われた記者会見は、台北市政府のロビーに会場が特設され、映画の中で重要なアイテムとなる炒飯作りを女優陣と男優陣に分かれて対決しました。
女優陣は「酢漬け大根とコーンの炒飯」を作ったのですが、郭書瑤は具材を切りながら「料理は恋愛と同じ、創意工夫と愛をこめれば新鮮味が保たれます。」
炒める係の簡嫚書は「どんな食材も料理方法で違うものができる。恋愛も一緒です。」
具材を整える謝欣穎は「バランスが大事。」
と、それぞれ恋と料理の共通点を語り、盛りつけも美しい女性ならではの出来映えです。

一方のピーマンと牛肉のビリ辛炒飯」にトライした男優陣。
陸廷威「炒飯はしょっちゅう食べるよ。伝統的な味は、飽きない。愛情もね。」
柯震東「僕は、なんでも決めてから行動する。炒飯も、火加減などを決めてから作り始める。」と、意外と慎重派？
張書豪「僕は喜んで協力する。相手に楽しいと思ってもらいたいから。」
と三人三様の個性で、出来上がったのは場内も沸くほどの超大盛り。

これを侯季然監督が試食して勝敗を決めるのですが、栄冠はなんと男優チーム！
見た目よりも、味付けがとても良かったそうです。

翌日の夜は、微風広場でのプレミアです。
前日の会見メンバーに加えて、ベテランの蔡振南（ツァイ・チェンナン）も参加しました。
この映画は、姿を消した恋人を探し続ける青年と、失恋で心に傷を負った女の子が台北駅のそばの予備校街で繰り広げるロマンティック・ファンタジー。
「全ての失恋した人達と、愛を追い続ける人達へプレゼントです。」と侯季然監督が言っていました。

映画の中で主役の柯震東と簡嫚書のそれぞれ元カノ、元カレを演じるのが、謝欣穎と張書豪です。この二人は侯季然監督の長編第一作「有一天」の主役コンビで、今回は特別出演となりました。
そして、この「有一天」が大好きだという九把刀が、応援に駆けつけました。ステージに上がった時、また柯震東にチューしちゃうのではないかとちょっとハラハラしましたが、さすがにハグだけ。
さらに、張書豪と簡嫚書のヒューマンドラマ「あの日を乗り越えて」のプロデューサーである呉建豪（ヴァネス・ウー）も飛び入り参加、ハグの嵐でした。

駆けつけた九把刀以外にも、鈕承澤（ニウ・チェンツァ）や葉天倫（イエ・ティエンルン）ほか多くの監督が絶賛する「南方小羊牧場」は、11月9日から台湾で、11月15日から香港で公開です。

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