台湾映画「親愛的奶奶」台北プレミア
この日は夕方から雨が降り出した為、レッドカーペットは中止になり、全員舞台そでから登場することになり、まずは応援ゲストたちが順に姿を現しました。瞿友寧監督のドラマで縁の深い陸明君(ルー・ミンジュン)、趙詠華(シンディ・チャオ)に続いて、王陽明、アリエルが。そして前日に自身の主演映画のプレミアを同じ場所で行った陳柏霖(チェン・ボーリン)が「變身」ポーズでしっかりアピールした後「一緒に台湾映画を盛り上げましょう!」と言うと、拍手と歓声が上がりました。
ゲストたちは舞台下の貴賓席に座り、ステージ上の監督とキャストのご挨拶を聞いた後、順番に舞台に上がって応援コメントを送りました。
王陽明が花束を監督にプレゼントし、アリエルとボーリンはキャストを引き立てて舞台の端で挨拶するという気遣いが印象的でした。
そして、大きな紅包を持ってヒット祈願をしました。
「親愛的奶奶」は瞿友寧監督の自伝的をもとにした話で、ご自身のおばあさんに捧げた映画です。小さい頃に父を亡くし、おばあさんと母親という女系家族の中で育った少年の回想から始まります。
この少年が成長して結婚、映画監督を目指しているのですが、なかなか芽が出ない中で家族の様々なエピソードが綴られ、ある秘密が解き明かされていきます。この監督の分身を演じる柯宇綸(クー・ユールン)の演技が光っています。
そして、なんと言っても90才の張岫雲(チャン・シュウユン)の圧倒的な存在感、すごいです。このおばあさんは情に厚く、時にそれが裏目に出て騙されたりもしますが、絶対に諦めない強さと信念を持っています。そんなおばあさんと息子の嫁、孫夫婦の家族愛がじっくりと描かれ、心暖まる作品です。
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