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2013/11/16

金馬影展 『甜蜜殺機』で林依晨(アリエル・リン)がサスペンスコメディに挑戦

1116sweet1開催中の金馬影展で16日にワールドプレミアとして上映された『甜蜜殺機』は、蘇有朋(アレック・スー)と林依晨(アリエル・リン)主演のサスペンスコメディです。
一昨年の東京国際映画祭でも上映された「運命の死化粧師」の連奕琦(リエン・イーチー)監督の第二作ですが、前作とは全く趣の異なる驚きの作風。上映前のマスコミ向けの会見、そして舞台挨拶と上映後のQ&Aが行われ、監督と蘇有朋、雷洪(レイ・ホン)、郎祖筠(ラン・ズンジュン)、高盟傑(カオ・モンジエ)、阿KENらキャストが登壇しました。

1116sweet警察所長の娘が刑事として捜査課に配属され、できるだけ危険なことを避けて過ごす気弱な刑事とコンビを組むことになります。2人は麻薬取引に関わる人気俳優の双子の弟の逮捕に向かいますが、見事に失敗。
そして、一匹の犬がチョコレートを食べて死ぬことから始まるチョコレート連続殺人が起きます。この重要参考人として、人気俳優の双子の弟が浮かび上がりますが…というストーリー。

1116sweet2林依晨(アリエル・リン)が気が強く"鼻のきく"女性刑事に扮し、蘇有朋が演じる気弱な相棒と事件に立ち向かう良く練られた脚本は、ユーモアたっぷりでテンポも良く、面白いカット割りなどで素晴らしい出来映えでした。台詞の中に出てくる○○○や○○○の特別出演などの小ネタもうまく盛り込まれ、場内は大爆笑。
シリアスな前作と同じ監督とは思えない連奕琦の手腕に脱帽です。エンディングの70年代のディスコサウンドを取り入れたテーマ曲を主役の蘇有朋が歌っているのも楽しく、私も含め観客から歓声と大拍手が送られました。

『甜蜜殺機』は、来年1月17日から旧正月映画として台湾で公開になります。

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