台湾映画『行動代號:孫中山』台北電影節でプレミア!
本作は、貧しい高校生が体育館の倉庫でほこりを被っている孫文の銅像に目を付け、仲間を集めてこれを売って滞納している学校の費用にしようと企みますが、同じような計画を立てているもう一組の高校生グループとの銅像争奪戦を通して、貧困や社会のゆがみをユーモアを交えて描いています。
本作は7月11日に台湾で公開されますが、この台北電影節での2回の上映は発売日に瞬く間にソールドアウトとなるほどの人気、易智言監督の新作への期待が高まっていました。
プレミア会場となった中山堂は、その名のとおり映画のタイトルになっている孫文ゆかりの古跡。最適の場所です。
主演の二人をはじめ、少年達はすべて監督のスカウトとオーディションで選ばれ、平均年齢は18才弱、大勢のメディアの取材に緊張と興奮気味でした。
易智言監督の教え子的な所属俳優の黃河、張書豪、胡瑋杰はパイナップルとドリアンを監督にプレゼント。パイナップルは台湾語で「オンライ」と言い、繁盛するという意味の「旺来(オンライ)」と同じ発音で金運を呼ぶフルーツとして人気がある為、興行成績を祈願したものです。ドリアンは一度食べたら忘れられない味と臭い、映画も見たらまた見たくなるように、と願いが込められていました。
昨年の夏休み映画で大ヒットした『總舖師』の陳玉勳監督は自身の好物である「黒金剛花生」を易智言監督にプレゼント、夏于喬は今日一緒に来ることが出来なかった楊祐寧(ヤン・ヨウニン)の代わりに彼がイメージキャラクターをつとめるALBAの腕時計を主役の2人に贈りました。
ちみなに、『總舖師』は『祝宴!シェフ』という邦題で、11月1日からシネマート新宿ほかで全国公開となります。
そして、メディアの前に姿を現すのは久々の阮經天が応援に駆けつけました。本作の主役の一人魏漢鼎は阮經天の呼び名と同じ「小天」という役名で、『モンガに散る』が大好きということで、「小天」から「小天」にBEATSのヘッドフォンがプレゼントされました。受け取った魏漢鼎はものすごく感動していました。
阮經天は『暴走偵探』の撮影時に右足の靱帯を痛め、林超賢(ダンテ・ラム)監督の『破風』への出演を辞退したことが残念だということです。わずか10分弱の登壇でしたが、汗だくのイーサンを李烈プロデューサーが汗を拭いてあげている姿が微笑ましかったです。
最後に全員が水鉄砲でくす玉を割り、ヒットを祈願。上映前の舞台挨拶、上映後の観客とのQ&A、そしてポスターサイン会が夜遅くまで行われました。
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