『KANO』第24回映画祭TAMA CINEMA FORUMでクロージング上映、魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)プロデューサーと馬志翔(マー・ジーシアン)監督がトークショー!
トークショーは、東京国際映画祭のプログラムディレクターの石坂健治さんの司会で、まずは金馬奨で観客賞と国際批評家連盟賞のダブル受賞という快挙の報告があり、何故今回は魏徳聖監督が監督を他の人に託したのかについて、「僕は野球をあまりやったことがないので、経験者の方が良いと思った。『セデック・バレ』に出演してもらっていた馬志翔は少年野球の経験があり、成人してからも草野球をやっていたので、彼を起用しました」ということでした。
馬志翔監督は、永瀬正敏のキャスティングについて「登場人物の写真を壁いっぱいに貼ってキャスティングを考えていましたが、近藤監督役にはなぜだかわかりませんが、永瀬正敏さんの顔しか浮かびませんでした。そして、予算を掌握しているのは魏プロデューサーなので、同意を得て林海象監督の紹介でオファーしてもらいました」と語りました。
観客からは、台詞のほとんどが日本語だったことについて質問がありましたが、魏徳聖プロデューサーは「当時1931年の台湾は日本統治下で、特に学校では日本語で授業が行われていたので、公用語であった日本語というのは自然なことだった」と答えていました。
そして、客席には嘉義農林のピッチャー呉明捷(ご・めいしょう)の実際のご家族がいらしていたので、観客の皆さんに紹介するという一幕もありました。
最後に、日本公開に向けて「皆さん、台湾では口コミが一番有効な宣伝方法です。ぜひFacebookなどのSNSを使ってPRして下さい」と、魏徳聖プロデューサー。馬志翔監督も「ぜひ友達を誘って映画館に行って下さい」と言っていました。
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