『太平輪:亂世浮生』台湾で記者会見!
会見では、この映画の為にソン・ヘギョが中国語の勉強以外にもピアノとダンスを特訓し、夫役の黃曉明(ホアン・シャオミン)との華麗なダンスを見せており、女性観客にロマンティックなシーンを堪能してもらえると伝えられました。黃曉明には戦争シーンもあり、シリアスな演技が見どころだそうです。
そして、台湾人で日本軍の軍医に扮している金城武と長澤まさみとの海を越えた切ない恋の物語は、見た人に忘れられない感動を与えるだろうということです。
最近の金城武はエバー航空のCMが話題になりましたが、3年前の『武侠(邦題:捜査官X)』のプロモーション以来台湾で公の場に姿を現していません。「家にこもってゲームしているの?と聞かれて、「いや、休息しているだけ。なかなか良い脚本に出会わなくて…」と答えていました。
本作では高校生のシーンもありますが、「すごく恥ずかしいけれど、プロの俳優だから努力して演じました」と。
また、ソン・ヘギョと墾丁の海辺での撮影時に天候に恵まれず、一週間かかってようやく撮影が終わったそうですが。そんなに着替えを持って来ていなかったので、スタッフに送ってもらったというエピソードを披露しました。
さらに、ロケの苦労話では、監督が陽明山で3日間連続で自分の手の指が見えないほどの霧のために、撮影がストップしたと語っていました。しかし、墾丁や陽明山の他に九份で金城武と長澤まさみのシーンを撮ったりと、台湾の美しい景色も堪能できるということです。
さて、いずれ映画監督の道に進むという監督の次女呉飛霞(ウー・フェイシャー)が経験のために女優として本作に参加していますが、なんと夫人の牛春龍(ニュウ・チュンロン)も金城武の隣人役で特別出演しています。劇中では、金城武に台湾でお祝いの時に出される伝統的な「紅龜粿」という表面に亀甲の模様をつけた餅をあげるシーンがあるそうです。これにちなんで監督夫人は会見の席に「太平輪」と書かれた特製の「紅龜粿」を用意、ロングランヒットと、俳優達の幸せを祈願しました。
1949年に上海から基隆へ向かう途中に沈没した大型旅客船・太平輪の事故をベースに、身分の低い章子怡(チャン・ツィイー)と通信兵佟大為(トン・ダーウェイ)、日本の軍医金城武と長澤正美の純愛、軍人黃曉明と令嬢ソン・ヘギョとの夫婦愛という3組のカップルの50年に渡る愛情を描いた『太平輪』上下編は約70億円かけて制作され、台湾では第一部『太平輪:亂世浮生』が12月5日から公開スタート、第二部は2015年5月に公開予定です。
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※これまでの『太平輪:亂世浮生』に関する記事
呉宇森(ジョン・ウー)監督の新作『太平輪:亂世浮生』台北でプレミア!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2014/12/post-8a50.html
吳宇森(ジョン・ウー)監督の『太平輪:亂世浮生』台湾で12月5日に公開決定!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2014/09/125-7065.html
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