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2015/03/19

シネマート六本木―劇終- THE LAST SHOW特集企画!

0319cinemart1アジア映画専門館として2006年3月11日にオープンしたhttp://cinemart.co.jp/が、今年6月14日に閉館することが決定しました。
とても残念ですが、閉館企画のタイトルとラインナップの大枠が発表されました。
〈韓流祭〉〈台湾シネマ・コレクション2015〉〈香港電影天堂最終章〉〈マレーシア映画ウィーク〉〈韓流シネマ・フェスティバル2015〉ということで、最後の三か月は純度100%のアジア映画専門館となります。

現在もプレ企画としてスタートしている〈韓流祭(まつり)〉。
これはオープン以来コンスタントに開催してきた、韓流スター映画特集の集大成となっています。週替わりで〈チャン・グンソク祭〉〈ヒョンビン祭〉〈イ・ビョンホン祭〉〈カン・ドンウォン祭〉などが登場。
韓国映画の名作が一堂に集められた企画です。
初日には、キム・ナムギルのファンから豪華なバルーンスタンドが2台届けられ、ロビー中央を賑やかに飾りました。これもシネマート六本木の特集上映の際の風物詩となっています。ファン参加型の劇場であることを意識してきた劇場ならではの光景といえるでしょう。

4月11日より開催されるのが、〈マレーシア映画ウィーク〉。東京国際映画祭で紹介されアジア映画ファンの心を掴んだ、マレーシアを代表する故ヤスミン・アフマド監督の特集と、マレーシア・ニューウェーブの注目作のほか、新進監督の最新作など見応えのあるラインナップ。
来日ゲストも予定されています。
(主催:混成アジア映画研究会/マレーシア映画文化研究会/ODD PICTURES)

4月中旬開催予定の〈台湾シネマ・コレクション2015〉では、ただいま新作映画を交渉中。これに加え、『KANO 1931海の向こうの甲子園』が大ヒット中のウェイ・ダーション監督の過去作『海角七号君想う、国境の南』『セデック・バレ』をはじめとする台湾映画の名作の数々が上映されます。

4月下旬開催予定の〈香港電影天堂最終章〉は、過去の香港映画特集で紹介してきた懐かしい作品を中心にプログラムが組まれます。
どんな作品が出てくるのか、楽しみです。

0319cinemart2企画のラストを飾るのが、5月9日より開催の〈韓流シネマ・フェスティバル2015〉です。
「〈韓流シネマ・フェスティバル2006〉でオープンした劇場なので、〈韓フェス〉でクローズしたい」という劇場の想いに応え、配給各社が新作を提供。
シネマート系列で2013年より開催してきた〈韓国映画セレクション〉の〈2015 SPRING〉版として、ドンヘ(SUPER JUNIOR)&ソン・スンヒョン(FTISAND)の映画デビュー作『レディアクション-4つの青春-』、チョン・ウソン主演作『神の一手』、“朝鮮版シャーロック・ホームズ”の続編『朝鮮名探偵2 -失われた島の秘密-』の3作品を公開。
さらに、イ・スンギの映画デビュー作『今日の恋愛』、韓国ドラマ「のだめカンタービレ〜ネイルカンタービレ」が話題のチュウォン主演の『ハート泥棒を捕まえろ!』の計5本の新作を一挙に上映。
さらに、6月以降に日本公開を予定している最新韓国映画3作品のプレミア上映も計画されているので、こちらも期待です。

各企画の詳細や現在調整中の追加企画は、決定し次第、公式サイトにて随時発表されます。
特にフィルム上映の作品に関しては、映写機を保有している劇場が激減しているため、今回が日本で観られる最後の機会となる作品も出てくるでしょう。貴重なフィルム上映に是非足をお運び下さい。

閉館企画特設サイト:http://cinemart.co.jp/theater/special/closing/

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コメント

シネマート六本木の閉館は政治とは関係ありません。賃貸契約が終了するというシンプルな理由だそうです。

投稿: 管理人 | 2015/03/28 21:21

シネマート六本木が6月14日に閉館という事で、非常に残念でなりません。オープン以来、年に3回~4回(少ない時は1、2回位)足を運んでいたのに、やはり現在の日韓、日中関係が悪化しているのが原因なのかな?悲しいです。

投稿: 直子 | 2015/03/24 21:54

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