第52回金馬獎審査員記者会見、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)も登壇!
審査委員長の陳國富は「前回同審査員を担当してからすでに30年経ちます。この間金馬獎は多くの変化があった。金馬獎はいま、中国語映画のアワードとして確固たる地位を築いているので、この栄誉を継続していきたい」と豊富を語りました。
ちなみに、陳國富は『ダブル・ビジョン(原題:雙瞳)』などの監督や、プロデューサーとして『ビバ!監督人生(原題:情非得以之生存之道)』『星空』を手がけ、早くから大陸へ進出し『ココシリ(原題:可可西里)』『狙った恋の落とし方。(原題:非誠勿擾)』『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪(原題:狄仁傑之神都龍王)』ほか多くの作品を送り出している中国語映画の中心的人物です。
そして、2012年に『BF*GF(原題:女朋友。男朋友)』で主演女優賞を獲得して以来3年連続でノミネートされた桂綸鎂は「こんなに素晴らしい映画人の皆さんと一緒に審査員として名を連ねるのはとても光栄です。女優としてノミネートされるより緊張します。ただ、ドレスではなくてラフな服装で良いのが楽ですね」と言っていました。
これまでに台北電影獎や上海電影節の審査員も勤めた桂綸鎂ですが「女優の方が気が楽です」という本音もチラリ。
また、受賞式で歌を歌うという噂は本当ですか?というびっくりの質問も飛びました。司会の金馬獎実行委員長も「そんなことは聞いていない」とのけぞっていましたが、桂綸鎂は「部屋にこもってずうっと討論しているので、歌を歌うことはできません」と、これまた笑いながら答えていました。
さらに、世界野球WBSCプレミア12での台湾チームに応援をという、実に台湾らしい会見の趣旨とは全く違うオーダーがありましたが「台湾チーム、頑張って!」とエールを送り、その後も笑いが止まりませんでした。
この日登壇したほかに、易智言(イー・ツーイエン)監督、何蔚庭(ホー・ウェイティン)監督、曾劍(ツォン・ジエン/撮影・編集)、李焯桃(リー・チャオヤオ/香港電影節藝術總監)を加えて総勢17人の審査員は、これから二週間にわたり39本のノミネート作品を見て審査に臨むということです。
結果は、21日の受賞式で発表されます。
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