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2016/02/06

台湾の布袋劇が日本とコラボ!武侠ファンタジー人形劇『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』製作発表会見

0206thunder1台湾で知らない人間はいないと言われるほど、子供から大人まで楽しまれてきた伝統文化の人形演劇「布袋戲(ブーダイシ)」ですが、その第一人者「霹靂」と日本のクリエイターによる共同プロジェクトで武侠ファンタジー人形劇『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』が製作されることになり、2月5日に虎ノ門の台湾文化センター記者会見が行われました。

0206thunder2この布袋戲にほれ込み今回の『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の原案・脚本・総監修をつとめたニトロプラスの虚淵玄、台湾から「霹靂」の代表やプロデューサー、キャラクターの造形を担当したグッドスマイルカンパニー代表らが登壇。この素晴らしい台湾の伝統文化をいかに日本に紹介するか、制作の経緯や熱い思いを語り、人形師による『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』に登場する人形の実演も行われました。
本作は、TVシリーズとして2016年の夏放送予定です。

0206thunder3もともと布袋戲は一人の弁士が語るので、今回のプロジェクトでは台湾の「霹靂」に日本から音響担当が加わったそうです。
そしてこれまでの霹靂布袋戲とは異なりそれぞれのキャラクターボイスを日本の鳥海浩輔、諏訪部順一、中原麻衣、関智一ら豪華声優陣が担当。
また、インターナショナルな作品のために、本作を彩る主題歌はアニメ主題歌等でも国内外から絶大な人気を誇る人気アーティストT.M.Revolutionによる新曲です。

0206thunder4「霹靂」は世界最大の布袋戲撮影スタジオで、脚本から撮影まですべての工程を社内で担当、ファンタジックで新鮮な武俠ドラマを続々制作しています。そこで製作される布袋戲のテレビドラマは、1985年より今まで50本以上のシリーズが製作され、トータルで2,000話以上の作品が放映されています。
17世紀ごろから伝統的に引き継がれてきた布袋戲は、特殊効果や人形造形を進化させつつ独自の映像表現の世界を切り開き、現在ではもはや単なる「人形による劇」という表現では言い尽くせない内容となっています。
日本では、2000年に映画『聖石傳説』が公開され、主題歌を担当した伍佰(ウーバイ)が来日プロモーションを行いました。
また、昨年の旧正月には3D映画『奇人密碼』を製作公開し、話題になっています。

0206thunder5『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』
ジャンル :武侠ファンタジー人形劇
放映日:TVシリーズ 2016年 夏 予定
原作:Thunderbolt Fantasy Project
原案・脚本・総監修:虚淵玄(ニトロプラス)
操演・撮影:霹靂國際多媒體 股份有限公司
キャラクターデザイン :ニトロプラス
造形アドバイザー:グッドスマイルカンパニー
制作 :Thunderbolt Fantasy Project

0206thunder6◆あらすじ
かつて魔界の軍勢と人間界が争った戦において、人間たちによって鍛造され、無双の力を発揮した数々の武器である「神誨魔械」。
戦の後、数多の神誨魔械は護印師らによって長く守られてきたが、その中でも護印師の「丹衡」「丹翡」兄妹によって守られてきた最強の武器「天刑劍」が、今まさに
「蔑天骸」率いる悪の手に落ちようとしていた。
蔑天骸の追求から逃れる途中、丹翡は偶然にも「凜雪鴉」「殤不患」の両名と出会い、その助力を得ることに。
奇縁により導かれた3人は、新たに加わる個性豊かな仲間たちと共に各々の思いを抱き、蔑天骸の居る七罪塔を目指すこととなるのであった。

0206thunder7◆みどころ
迫力の戦闘シーンなど人形を使った今までにない斬新な映像表現の数々と、強大な敵に立ち向かうために道中で仲間を集めその力を結集し幾多の試練を乗り越えていくという心躍る冒険小説的なストーリー展開が最大の魅力。

◆関連イベント
2016年3月26 日(土)・27 日(日)に東京ビッグサイトで開催される「AnimeJapan 2016」において、本作品に関連したステージイベントを以下の内容で開催予定。
3月26 日(土)16:20~(RED ステージ)
※ステージでは、主題歌を担当するT.M.Revolution、凜雪鴉(リンセツア)役の鳥海
浩輔様、そして、殤不患(ショウフカン)役の諏訪部順一の出演がすでに決定。
その他続報がある場合は作品HP 等に掲載。
ステージ観覧抽選応募権付きの入場券は2016 年2 月21 日(日) までの販売。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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