魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)監督の新作映画『52 Hz, I Love You』クランクアップ!
魏徳聖組は、『海角七號』からずうっとプロデューサーや撮影、美術ほかスタッフは同じ顔ぶれで、今回はプリプロに2ヶ月、撮影は39日間、撮影は驚くほど順調だったそうです。
魏徳聖監督はこのように語っています。
「『海角七號』は国産映画の低迷期で我々は無名、墾丁は風光明媚な所だけど熱かったし、『セデック・バレ(原題:賽德克‧巴萊)』は困難を極め、『KANO』ではスポーツ映画に挑戦した。我々のチームは毎回とても厳しい条件の中で苦労しながら撮影してきた。しかし、『52 Hz, I Love You』は全く違う。順調ということは我々のチームにとってとても特別な経験だ。クランクインからアップまで、撮影中はとても楽しくみんな意識せずに笑っていた。これは果子電影では初めての事だ。だから、この映画で幸福感を観客に伝えたい」
本作は音楽映画で、ミュージカルではないということを監督は強調しています。つまりダンスがないということですね。
「セデック・バレ(原題:賽德克‧巴萊)』や『KANO』はフルコースの料理を食べた後のような満腹感と充実感を味わうが、この『52 Hz, I Love You』はアフタヌーンティーの美味しいスイーツのように甘い幸福感を感じる…そんな感じを伝えたい」と、穏やかに語る監督の顔が浮かぶようです。
『52 Hz, I Love You』には音楽があふれ、歌詞には深い意味があります。覚えやすいメロディーなのでスタッフはいつの間にか歌っているということですが、実は私も先日ロケ現場に行ったのですが、その時の曲をつい口ずさんでしまいます。
今回のリリースではストーリーやキャストについて全く触れていませんが、戦略的に情報を出していく魏徳聖監督のことですから、今後折々に新しい情報が入りましたらお伝えします。
魏徳聖監督の最新作の音楽映画『52 Hz, I Love You』は、2017年の旧正月に台湾で公開となります。
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
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