台湾映画『風雲高手』台北プレミア!
この映画は、女子校のバスケットボール部を舞台にした青春スポーツ・コメディです。主役の黃鴻升と王心凌はもちろん選手ではなく、コーチと教師という役柄で、王心凌にとっては『花吃了那女孩(キャンディ・レイン)』以来8年ぶりの映画となります。
黃鴻升はコンスタントに映画に出ており、2012年の『陣頭』では一億越えの大ヒット、2015年の『角頭』でもスマッシュヒットを飛ばし、この夏にはもう1本豬哥亮(ジュー・ガーリャン)主演の『大顯神威』にも出演しており大ヒットが期待されています。
一方のおじさんスター馬如龍は『海角七號』以来出演作がヒットすることで、縁起の良い俳優と言われています。公開初日に台風到来で興行成績が心配されますが、「『海角七號』の時もそうだし、出演作はいつも台風に当たる。でも、全部一億越える」と自信満々。
ドラマのお父さん役でお馴染みの廖峻(リャオ・ジュン)と共に黒社会のボスを演じ、ガッチリ脇を固めています。
監督の張清峰(チャン・チンフォン)はCMやMVを800本撮ってきたというキャリアがあり、本作が長編映画初メガホンです。ベテランから若手まで、豪華なキャスティングはそれまでの交流&信頼関係をうかがわせます。
選手役の美女達は若手の人気モデルやグラドル、タレントで、ほとんどが映画初出演か二作目というピチピチのギャル。技術よりビジュアル重視ということでしょう、バスケの試合シーンはご愛敬。
また、プレミアには参加しませんでしたが、黃鴻升の恋仇で対戦チームのコーチとして藤岡靛(DEAN FUJIOKA)が特別出演しています。傲慢でかっこつけた役はこれまでにないキャラで笑わせ、とても楽しんで演じているような印象を受けました。台湾人という設定なので台詞は中国語、アメリカ帰りということで英語も披露しています。
五代様でファンになった方々にとっても、新しい魅力かも知れません。
こういったプレミアでは必ず用意される大ヒット祈願のセレモニー、今回はスイカ割りでした。「勝」と書かれた4つの大きなスイカを棒で叩くと二つに割れ、中から大小のバスケットボールが出てくるという仕掛けです。
そして台湾ではお馴染みになった一億越えのパフォーマンスは、先輩俳優達の要求で、劇中で女子バスケの可愛いピンクのユニフォームを着ている黃鴻升に女装でパレードするというミッションになりました。
『風雲高手』
監督:張清峰(チャン・チンフォン)
出演:黃鴻升(ホアン・ホンシェン)、王心凌(シンディ・ワン)、馬如龍(マー・ルーロン)、廖峻(リャオ・ジュン)/藤岡靛(DEAN FUJIOKA)
台湾で公開中
あらすじ
プロバスケットボール界で不要と言われたアフォンは、ある女子校のバスケチームのコーチに招かれた。信じられない高額な報酬の理由は、この高校は黒社会のドンが牛耳り、宿敵のチームに勝てなければ英語の教師である一人娘シャオユンを敵チームを率いるボスの息子に差し出さなければならなかったからだった。
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コメント
是非、日本でも公開してください!!
投稿: 広瀬紀子 | 2016/07/09 00:19