2016台北金馬影展オープニングは鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の『一路順風』!
『一路順風』は、鍾孟宏監督にとって2013年の『失魂』以来の新作で、なんと主演は香港の許冠文(マイケル・ホイ)!
『失魂』では王羽(ジミー・ウォング)を起用した鍾孟宏監督、許冠文を香港から来たタクシーの運転手に設定、麻薬を運ぶ客(納豆)を乗せて南下するうちに黒社会の親分の葬儀に出くわし、運命共同体となった二人がとんでもない事件に巻き込まれていく…という内容だそうです。
『停車』(2008年)も二重停車が起こすとてもおもしろい巻き込まれストーリーでしたが、今回は麻薬やマフィアがらみですし、鍾孟宏監督独特のブラックユーモアや抜群のセンスの映像に期待が膨らみます。
クロージングの『再見瓦城』は、ドキュメンタリーやインディペンデントの鬼才趙德胤監督の劇映画ですが、7年前に金馬電影學院に参加した時に侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督から励まされて本作の脚本を書き始めたそうです。
ミャンマーからタイに渡った不法労働者の男女を描いた物語で、2014年の金馬創投會議で2部門を獲得、カンヌやベルリンでも同様の投資マーケットで評価され、ベネチア映画祭のコンペにノミネートされました。
主演は、柯震東(クー・チェンドン)と趙德胤作品ではお馴染みの監督のミューズ吳可熙(ウー・カーシー)です。
2016台北金馬影展は11月4日から24日まで開催です。
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