日台合作ホラー『屍憶』1月21日から「未体験ゾーンの映画たち 2017」で公開!
この映画のモチーフになっている「冥婚」とは、現世に未練のある、若くして亡くなった者への弔い、慰めの儀式で台湾や東アジアの一部で残る風習です。
女性が未婚のまま亡くなると道端に遺族が紅包を置き、通行人がそれを拾うとそれを監視していた遺族が出てきて、死者との結婚を強要されるというもの。
そのため、安易に赤い封筒を拾うことは大変危険であると言われています。
本来紅包は現地でご祝儀のやり取りや餞別を入れて感謝を伝える用途で使われるものですが、この場合は封筒には現金や遺髪、死者の生前の写真などが入っています。
本作の元になったのは、日本の映画会社と台湾芸術大学がコラボして新しい才能を発掘するプロジェクトで謝庭菡(リンゴ・シェ)が卒業制作として作った短編。金馬影展で上映され高評価を得、日台合作プロジェクトの長編映画になりました。
◆ストーリー
TVプロデューサーのハウは仕事も順調で、美しい恋人イーハンとの結婚も控えていた。
彼は視聴者の関心を引く番組を試み、“冥婚”といわれる死者との婚儀の風習を取材していた。
そんなある日、ハウは公園をジョギング中に奇妙な赤い封筒を拾う・・。
その後、夜中に悪夢にうなされるようになり、番組で知りあった霊媒師に相談すると
霊媒師はハウが何者かに憑りつかれていることを感じ、彼の前世を追跡する事を薦める・・・。
『屍憶』
2017年1月21日より東京:ヒューマントラストシネマ渋谷/シネ・リーブル梅田の「未体験ゾーンの映画たち 2017」にて出品公開。
詳細スケジュールは公式サイトでご確認下さい。
http://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2017
プロデュース:一瀨隆重
監督・脚本:謝庭菡(リンゴ・シェ)
出演:吳慷仁(ウー・カンレン)謝欣穎(シェ・シンイン)田中千絵
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
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