日本と台湾をつなぐ一青妙原作の映画『ママ、ごはんまだ?』2月11日公開!
台湾と日本をつなぐ架け橋となる活動が高く評価され、台南市親善大使や中能登町観光大使に相次いで任命された一青妙は、幼少期は台湾で育ち11歳から日本で暮らし始めました。
本作は、台湾と日本を故郷とする、一青妙、一青窈姉妹の家族の物語。辛い時にも幸せな時にも、心を込めて料理を作り、料理を囲む。それは家族が、繋がること。そんな原点に立ち返らせてくれる作品です。
監督は『能登の花ヨメ』、『劇場版 神戸在住』の白羽弥仁。主人公・妙を演じるのは、多くの映画やドラマで活躍する実力派の木南晴夏。その妹・窈に、期待の若手女優の藤本泉。母・かづ枝には、演技派、河合美智子。そして、父親役は台湾の名優呉朋奉(ウー・ポンホン)がキャスティングされています。
白羽弥仁監督は呉朋奉が出演している台湾映画『父の初七日』が好きで、この映画にオファーしたそうです。今回は監督からキャスティングについてコメントをいただきました。
「呉朋奉は日本には並々ならぬ興味があるということで、意欲満々に取り組んでくれました。長野県で演劇をしたこともあると言っていて、日本での撮影が終わった後は日本中を旅されてました」
本作の撮影は東京、金沢、中能登町、台湾ロケを敢行、数々の台湾家庭料理を作るシーンも映画の魅力です。そして主題歌は、一青窈。この映画のために書き下ろした「空音(そらね)」で原作者である姉との素晴らしいコラボレーションとなっています。
ストーリー
家族で暮らした懐かしい東京の家を取り壊す時に見つかった、赤い木箱。古い手紙の束と
一緒に入っていたのは、20年前に亡くなった母の台湾料理のレシピ帳。一青妙の脳裏に、いつも料理をしていた母の姿が浮かぶ…。
台湾人の父と日本人の母・かづ枝とともに、幼少期を台湾で過ごした妙。慣れない環境で苦労もあったはずなのに、記憶の中のかづ枝は、言葉も台湾料理もお手の物の、明るく逞しい母だ。やがて妹・窈が生まれ、一家は東京へ移り住む。だが時を経ずして、優しい父を亡くす。
どんなに辛い時でも、かづ枝は日々、料理をし、娘たちは、その料理を愛した。大学生になった妙が隠し事をした時も、その心を戻したのは、母が黙って差し出すお粥だった。かづ枝の料理は、家族の絆を強め、そして周囲の人々をも幸せな気持ちにした。だが間もなく、かづ枝は病に倒れ、亡くなってしまう。妙と窈を悲しみから救ってくれたのもまた、冷凍庫に残されていた母の味…。
あれから20年が過ぎた今、姉妹は、一青家ゆかりの地、中能登町にあるかづ枝の墓前で、母の小さな秘密を知る。妙は、ある思いに駆り立てられ、台湾へと向かう。果たして、母がレシピに込めた想いとは?
『ママ、ごはんまだ?』
2017年2月11日より角川シネマ新宿他全国ロードショー!
原作:一青妙「私の箱子」「ママ、ごはんまだ?」(講談社刊)
監督:白羽弥仁
出演:木南晴夏、呉朋奉、藤本泉、一青妙、春風亭昇太、河合美智子
配給:アイエス・フィールド
公式サイト:http://www.mama-gohanmada.com
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コメント
私の今は亡き母も台湾人で戦後父が亡くなったあと日本に来てとても苦労し、私たち兄弟を育ててくれた事をこの映画を見て思い出しました。
私たちは日本で生まれ日本で育ちましたが、台湾との親戚との絆は、今でも繋がっています。台湾での食べ物は幼い頃から母が食べさせてくれましたので、一番好きです。
映画の中には出てきませんでしたが、バーワン(台湾語) や魚のスープなども好きです。
私の母の出身は、新竹です。台湾の親戚訪問の際は必ず行き台湾の味を思う存分楽しんできます。
台湾万歳! I LOVE TAIWAN
投稿: 荘 文雄 | 2017/10/24 20:09