« 舞台進出の田中千絵インタビュー in 台北! | トップページ | 台湾映画『百日告別』ユーロスペースでの初日が2月25日に決定!予告編映像も解禁! »

2016/12/19

Podcast 東京国際映画祭、中国映画『ミスター・ノー・プロブレム』Q&A

1219wenti1東京国際映画祭で上映された中国映画『ミスター・ノー・プロブレム(原題:不成問題的問題)』の梅芳(メイ・フォン)監督、王梓桐 (ワン・ズートン)プロデューサーの侯光明(ホウ・グアンミン)のQ&A音声をPodcast配信しました。
本作は東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞、加えて台湾の金馬奨でも脚色賞と范偉(ファン・ウェイ)が主演男優賞に輝きました。

1219wenti4本作は、中国近代文学において魯迅と並び称される作家である老舎が1943年に発表した短編小説を映画化したもので、富裕家族とそこの番頭、軽薄な若者、近代的経営者など個性的な面々が織りなす人間ドラマです。
主役である番頭はなかなかのくせ者で、一見あたりが柔らかく人望も厚いのですがかなりの策士という一面を持っており、これを演じた范偉が高い評価を得ました。

1219wenti2梅芳監督は、今年は文学者で作家の老舎が亡くなって50周年にあたり文学性の高い作品を映画に撮ってみたいという思いから、この1940年代作品の社会背景を描くのにふさわしいモノクロを採用して撮ったと語っていました。
また、老舎の作品は今の物質社会の中の若い人に何か啓発する力、呼び覚ます何かを持っていると思ったとも言っていました。

1219wenti3梅芳プロフィル
1968年内モンゴル自治区ウランチャブ生まれ。
北京で中国文学と映画学を学び、2003年フランスのパリ第8大学に留学。
中国では最も著名な脚本家のひとりであり、婁燁(ロウ・イエ)監督と長く組んできて、本作で監督デビュー。

インタビュー音声はこちら。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

|

« 舞台進出の田中千絵インタビュー in 台北! | トップページ | 台湾映画『百日告別』ユーロスペースでの初日が2月25日に決定!予告編映像も解禁! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 舞台進出の田中千絵インタビュー in 台北! | トップページ | 台湾映画『百日告別』ユーロスペースでの初日が2月25日に決定!予告編映像も解禁! »