2017第十九回台北電影節のオープニング&クロージング作品発表!
オープニング作品の『大佛普拉斯』は、2014年に同映画祭で上映された独特のブラックユーモアと台湾の生命力がみなぎる短編『大佛』を長編にしたもので、当時の審査員だった鍾孟宏(チョン・モンホン)監督が気に入り長編化をすすめました。
自らプロデューサーを買って出た鍾孟宏監督は、中島長雄名義で撮影も担当しています。
出演者も戴立忍(ダイ・リーレン)、莊益增(ジュアン・イーゼン)、林美秀(リン・メイショウ)、陳竹昇(チェン・ジューション)、張少懷(チャン・シャオハイ)、納豆(ナードゥ)という鍾孟宏作品お馴染みの俳優が顔を揃えています。
クロージング作品は、自転車で台湾一周する青年と各地の人々との交流を描いた『練習曲』や『如歌的行板』の陳懷恩監督が、3年の月日を費やして舞蹈家の羅曼菲(ルォ・マンフェイ)の人生を記録したものです。羅曼菲は台湾の現代舞舞のレジェンドで、病死してから10年経ちます。
彼女の創作過程と生き様をどのように記録したのか、とても興味深い映画です。
また、イメージCFは今年のイメージキャラクター吳慷仁(ウー・カンレン)と温貞菱(ウェン・チェンリン)に加えて、今年の特集企画にちなんで東南アジアの人々も出演しています。監督は、台北電影節で短編映画賞を獲得した『禁止下錨』がベルリン国際映画祭でも受賞した新鋭の曾威量(ツォン・ウェイリャン)が手がけています。
台北電影節は6月29日から7月15日まで開催、約160本の作品の上映のほか、映画人の講座や海外のゲストを招いてのイベントも予定されています。
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