石頭(ストーン) in 台北国際ブックフェア、ファン1000人!
作者登壇する宣伝活動としてはこれが唯一のイベントということで、開館前から並んだファンは、石頭と編集者の謝鑫祐、芸術家の許尹齡との鼎談を楽しみました。
石頭は「ものを書くことは、最初はあまり積極的ではありませんでした。学校で決められたテーマの作文を書くくらいでしたが、ラブレターを書くときは自分の思いを伝えたくて一生懸命書きました。大学生で五月天に参加したときは、音楽以外にエッセイを書き始めました」
と、作家としての経緯を語りました。
石頭の鋭い観察眼、繊細で優しい文章は、感性と知性の間の絶妙のバランスを保っています。忙しいツアーの裏で、こんなエピソードを披露してくれました。
「香港公演の朝、窓とドアが明いている部屋にすずめがやって来たので、エサをやり自然と共存する魔法の瞬間を楽しみました。僕は小さい頃すずめを飼ったのだけど、すぐに死んでしまった。これが初めての“死”の体験でした。そんな記憶がよみがえり、僕はこの本の中で“窓”を開くことが大自然や生き物を受け入れるのだということを伝えたかった」
最後にこれまでの人生の中で一番印象深いことは?と聞かれた石頭は、
「心からの笑顔です。皆さんの笑顔、そして家族の笑顔」
とにこやかに答えました。
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