オーサカ Asia スター★アワード&トーク 邱澤(ロイ・チウ)に熱い歓声!
セレモニーでは、まず特集企画《台湾:電影ルネッサンス 2019》作品の『先に愛した人』(誰先愛上他 的/Dear EX)他)の予告編映像に続き、上倉庸敬大阪映像文化振興事業実行委員会委員⻑から授賞理由が読み上げられました。
「オーサカ Asia スター★アワードは、終身功労賞(Lifetime Achievement Award)とは異なりま す。過去の業績だけでなく、いま現在もアジア映画の可能性を切り拓くべく挑戦を続けていること、そして将来のさらなる活躍が期待できること、という点にも評価基準を置いて、受賞者の選定をしてきました。
そして今年、私 たちは、台湾のトップスター、ロイ・チウさんに、オーサカ Asia スター★アワードを贈ることを決めました。
ご存知のようにロイ・チウさんは、テレビドラマの世界で絶大な人気と名声を築いてきた人です。けれどもオーサカ Asia スター★アワード授賞の決定打になったのは、何と言っても映画『先に愛した人』で見せた驚くべき演技によってでした。粗野なようでいて、繊細。憎たらしいようでいて、愛らしい。この複雑な役柄は、ロイ・チウさんが演じられたからこそ、これほどの輝きと説得力を持ち得たのではないでしょうか。
同時に、この映画で見せたロイ・ チウさんのスターとしての力は、将来の台湾映画とアジア映画にさらなる多様性と可能性をもたらすことも間違いないと思います。」
クリスタルの楯を受け取った邱澤は、「みなさん、こんにちは。まいど。大阪アジアン映画祭へのお招き、感謝しています。オーサカ Asia スター★アワードの受賞ができ、とても光栄です。本当にありがとうございました。感無量です。いつの日か、日本の映画にも出演できることを、期待しています。これからも一生懸命頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします。おおきに!」と日本語で丁寧にスピーチした後、なんと英語、北京語と3カ国語で挨拶しました。
引き続き行われたトークイベントでは、デビューから現在までの歩みをじっくり振り返りました。20歳の頃、テレビ ドラマ「星が輝く夜に」(02)で初主演。スポーツ系大学でバレーボール選手としても活躍していた邱澤は、「大学を卒業するのに 6 年間もかかりました。大学時代にはイギリスバンドのスタイルが好きで、バンドもやりました」と当時を懐かしみました。
歌手としてCDもリリースしたことがある彼ですが、実はロックが好きなので当時のアイドルとして定番のバラード中心の方向性に疑問をいだいていました。今回のトークで初めてそのことを自らの口で語り「ケンカした」という発言も。
また、兵役時代は「時間がたっぷりあり、人生を考える余裕もありました。人生の一つのラインが兵役ですから、兵役後は来世のような感じがしました」と。
芸能界に復帰後は、ドラマ「進め!キラ メキ女子」他の大ヒットで新視聴率男という異名を持つまでに。
当時を振り返り、「また何か新しい人生のステップが始まっている気がしました。(当時は睡眠時間を削る忙しさだったが)タイで二週間ぐらいの⻑い撮影があったとき、ゆっくり16 時間寝た時もありました。スポーツ選手の体なので、休息を取ればすぐに元気にな れます」と話していました。
『先に愛した人』で、台北電影奨主演男優賞受賞だけでなく、金馬奨でも台湾から唯一 主演男優賞にノミネートされたことに対しては「とても緊張しましたが、ノミネートされ、その場にいられただけで光栄でした」と謙虚な言葉で喜びを口にしました。
終盤には観客とのQ&Aもありました。
『先に愛した人』は舞台版もあるので、映画との演じ分けについて聞かれ、「舞台は客席の遠いところまで解るように伝えなければなりません。逆に映画では細かいデイティールを重視します」。
また共演してみたい人は「全部」と答えて皆さんを笑わせ、「徐譽庭(シュー・ユーティン)監督とはまた一緒に仕事をしたいので、端役でも出たい」と言っていました。
ミュージカルへの出演については、「良い脚本があれば」ということで、NGが多かったシーンの質問には「正遠が結婚して普通の生活をすると決めて阿傑に別れを告げるところが難しくて、監督からなかなかOKが出ず16テイクも撮りました。その後に泣くシーンがあったのですが、カットされました」と答えていました。
そして最後に「今年は『江湖無難事』と『第九分局』という2本の映画が台湾で公開されます。これからも頑張りますので応援してください。よろしくお願いします」と観客に呼びかけ、「オーサカ Asia スター★アワード&トーク」は大盛況のうちに終了しました。
このトークの模様は、Podcastで配信予定です。どうぞお楽しみに!
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