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2019/10/16

金馬影展で2作のワールドプレミア作品発表ほか&日本から周防正行、瀨瀨敬久、深田晃司、白石和彌、真利子哲也、HIKARIの6人の監督が参加決定!

1016jinma1 11月7日から24日まで開催される台湾最大の映画祭 金馬影展で、曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)主演の『可不可以,你也剛好喜歡我』と陳俊志(チェン・ジュンジー)監督の遺作『台北爸爸,紐約媽媽(未完成)』が、ワールドプレミアとして上映されることになりました。
また、日本から周防正行、瀨瀨敬久、深田晃司、白石和彌、真利子哲也、HIKARIの6人の監督が参加し、それぞれの作品上映と台湾の映画ファンとの交流が予定されています。
周防正行監督は、「フォーカス監督」として、新作『カツベン』を含む6作が特集上映されます。

1016jinma2 今回ワールドプレミアとして上映される『可不可以,你也剛好喜歡我』は、新鋭監督簡學彬(ジエン・シュエビン)が同名小説を映画化したもので、幼なじみのラブストーリー。主役は、『我們與惡的距離(悪との距離)』で一躍注目された陳妤(チェン・ユー)と、『KANO(KANO1931 海の向こうの甲子園)』でデビューし俳優として活躍する曹佑寧です。
この2人の脇を固めるのが、黃健瑋(ホアン・ジエンウェイ)、楊謹華(シェリル・ヤン)、李杏(リー・シン)、大鶴(ダーハー)、程予希(ルゥルゥ・チェン)、陳彥名(チェン・イエンミン)という演技派と期待の新世代俳優たち。

1016jinma3 社會運動とドキュメンタリー作家として活躍しながらも2018年末に亡くなった陳俊志の遺作『台北爸爸,紐約媽媽(未完成)』は、2011年出版に出版した同名の自伝の記録映画です。
家族との別れ、姉の死など陳俊志の悲喜こもごもを楊貴媚(ヤン・グイメイ)のナレーションで綴る家族史。未完のままですが、ご遺族の同意を得て、今回ワールドプレミアとして上映されることになりました。

1016jinma4 その他、台湾最大のインディーズレーベル「角頭音樂」の歩みを描いたドキュメンタリー『我不流行二十年』。
音楽ファンならご存じの陳建年(チェン・ジエンニエン)、紀曉君(サミンガ)、巴奈(パナイ)などを育てた「角頭音樂」は、インディーズ音楽の父と呼ばれる張四十三(チョウ・スーサン)が創設したレーベルで、“流行音楽”とは一線を画した独自の主義と理想を持つ音楽集団です。
本作はこの「角頭音樂」の創生期のスタッフや音楽仲間、五月天(Mayday)、四分衛(スーフンウェイ)、昊恩家家(ハオエン・ジアジア)などが登場して角頭音樂の世界を語ります。

そして、日本から参加する6人の監督の作品は、以下の通りです。

1016jinma6 周防正行特集
『変態家族 兄貴の嫁さん』(1984年)
『ファンシイダンス』(1989年)
『シコふんじゃった。』(1991年)
『Shall we ダンス?』(1996年)
『ダンシング・チャップリン』(2011年)
『カツベン!』(2019年)

『楽園』瀨瀨敬久
『よこがお』深田晃司
『凪待ち』白石和彌
『宮本から君へ』真利子哲也
『37 Second』HIKARI

その他、今年は今泉力哉監督の『アイネクライネナハトムジーク』、オダギリジョー監督の『ある船頭の話』など、日本映画が多数上映されます。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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