金馬影展 角頭音樂20年の歴史を綴ったドキュメンタリー映画『我不流行二十年』ワールドプレミア!
“台湾インディーズ音楽の父”と呼ばれる張四十三は、アーチストとして、プロデューサーとして活躍し、台湾最大のインディーズ音楽レーベル「角頭音樂」を立ち上げた人です。
彼は陳建年、紀曉君(サミンガ)、五月天(Mayday)を肇多くのアーチストやバンドを発掘して育て、「Ho-Hai-Yan Music Festival貢寮国際海洋音楽祭」という大きな音楽イベントを続けてきました。
2016年に台湾文化センターで行われたイベントで来日してトークとライブを行っています。
※その時のレポートはこちら。
今回の映画『我不流行二十年』は、張四十三が角頭音樂をたたんで引退しようという衝撃的な始まりに驚かされました。
多くの仲間とその事について討論する張四十三の姿と角頭音樂の歴史的な映像が綴られていくので、貴重なインディーズ時代の五月天の映像に見とれながらも角頭音樂がなくなってしまったら…と気が気ではありません。
張四十三は映画の中で「角頭音樂を売るとしたら中国しかない、郭台銘(グオ・タイミン)はもうダメだから。ハハハ」などと言っているので、ますます不安になってきます。
なんとなく、最後は大丈夫なのかな…どうなんだろう…というエンディングでしたが、Q&Aを聞いていくうちに謎が解けてきました。
角頭音樂の20年のドキュメンタリー映画を作りたいと張四十三から相談された監督の龍男.以撒克.凡亞思は、おびただしい量の記録映像を渡されて見たものの、どういう切り口で映画として作っていったら良いのか解らず断ろうと思ったそうです。
ところが、張四十三の迷いを聞いて、これならまとめられると思い引き受けたそうです。
“台湾インディーズ音楽の父”張四十三が角頭音樂を率いる苦労、見えない展望、引退も視野に含めた迷いを軸に作られたこのドキュメンタリーは、世界的に抱える音楽業界の問題点の縮図でもあります。
観客からの最後の質問で来年の予定を聞かれた張四十三は「まだあるともないとも言えない」と苦笑していましたが、続けていくことがわかり心底ホッとしました。
このドキュメンタリー映画も、この映画祭での上映だけでまだ配給が決まっていないといいます。映画の中で「この映画を売ればいいじゃないか」と言っていたシーンもあり、本当に配給会社がついて少しでも収益が角頭音樂の経営に役立てば…と願う気持ちは、観客みな同じだったのではないでしょうか。
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コメント
はじめまして
台湾文化センターの上映会で「インディーズ魂~角頭音楽の20年」拝見しました。
とても興味深い内容で楽しい上映会でした。
ところで、この映画のエンディングで流れていたユーモラスな歌は誰のなんという曲でしょうか?おわかりになりましたら是非お教えください。よろしくお願いします。
投稿: まさる | 2021/05/22 17:57