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2020/03/26

台湾映画『台北セブンラブ(原題:相愛的七種設計)』4月2日DVD 発売・レンタル&配信開始!

0326seven CMやMVでスタイリッシュな映像で独自の世界を展開している陳宏一(チェン・ホンイー)監督による長編劇映画の第三弾『台北セブンラブ(原題:相愛的七種設計)』は、この作品に惚れ込んで買い付けから公開まで1人で行った台湾映画社(会社ではなく、屋号です)の熱血womanによる努力の賜物ですが、4月2日にDVD 発売・レンタル&配信開始が決定しました。

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2020/03/24

蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督のドキュメンタリー映画『あなたの顔(原題:你的臉)』4 月 25 日(土)から公開決定!

0124face 蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督のドキュメンタリー映画『あなたの顔』が、4 月 25 日(土)よりシアター・イメージフォーラム 他 全国順次公開になります。
本作は、蔡明亮監督が 2 ヶ月をかけ、台北の街中で見つけた 12 人の一般の人々 と、俳優で監督の李康生(リー・カンション)が出演するドキュメンリー作品。
身の上話を語る者、うたた寝をする 者など、それぞれの「顔」を極端なクロースアップで映し出し、顔に刻まれる皺やまなざしから、彼らが生 きてきた人生や、時間そのものを見つめます。音楽は、蔡明亮監督直々のオファーよって、坂本龍一氏がを担当しています。

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2020/03/20

台湾ポップス揺籃期の貴重なSP音源のCD「V.A./蓄音臺灣 ~日本統治時代の台湾音楽 1917–1943」3月29日リリース!

0320twmusic 1895年から1945年まで、日本の統治下にあった台湾では日本のレコード会社の支社が設立され、また、地元のレコード会社も多く生まれて、多くの素晴らしい台湾語の音楽が生み出されていきました。
そんな台湾ポップス揺籃期の貴重なSP音源の代表的な曲を集めたCD「蓄音臺灣 ~日本統治時代の台湾音楽 1917–1943」が、3月29日にリリースされます。
エバー航空の機内で流れる「望春風」「雨夜花」はじめ、この時代の曲が23曲収録されています。

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2020/03/17

台湾巨匠傑作選2020 予告編・チラシ完成!全上映作品発表

0217kaoshou 4月18日(土)~6月12日(金) 新宿K's cinemaにて開催される「台湾巨匠傑作選 2020」の全上映作品と、『バナナパラダイス』の予告編が完成し、発表されました。
王童(ワン・トン)監督の『バナナパラダイス』は、デジタルリマスター版として本邦劇場初公開。
楊德昌(エドワード・ヤン)監督の上映可能全作品、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督4部作、『スーパーシチズン超級大国民』『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』『藍色夏恋』『台北暮色』『あなたを想う』『父の初七日』『百日告別』『共犯』『怪怪怪怪物!』『幸福路のチー』『祝宴!シェフ』『GF*BF』『天空からの招待状』『星空』など、アニメ、ドキュメンタリーからホラー、サスペンスまで幅広い盛り沢山の名作がラインナップされました。
また、台湾映画コーディネーター江口洋子セレクトによる未公開作品の解説付き上映などのスペシャル企画もあります。

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2020/03/15

2020大阪アジアン映画祭 グランプリはタイの『ハッピー・オールド・イヤー』!

0315oaff2020大阪アジアン映画祭が3月15日に閉幕し、グランプリはタイの『ハッピー・オールド・イヤー』、来るべき才能賞は韓国のパク・ソンジュ監督、最優秀男優賞は『コントラ』(日本)の、間瀬英正、ABC テレビ賞がフィリピンの『愛について書く』、薬師真珠賞に台湾の『君の心に刻んだ名前』に演技により戴立忍(ダイ・リーレン)、JAPAN CUTS Awardは日本・香港・韓国の『ある殺人、落葉のころに』、芳泉短編賞が日本の『Hammock』、観客賞は中国・香港の『少年の君』に決定しました。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、映画祭をできるかぎり縮小、人々が集う相互の接触を減らすため舞台挨 拶、Q&A など、参加者が交流する場を割愛という対処で、ア ジアの姿を映す「上映」だけに、全力を集中した大阪アジアン映画祭の運営に関わった全ての方々に、敬意を表すると共に感謝を申し上げたいと思います。

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2020大阪アジアン映画祭 台湾映画『ノーボディ(原題:有鬼)』

0315nobody 大阪アジアン映画祭で上映された『ノーボディ(原題:有鬼)』、ネタバレを避けて書くのが難しいので、上映終了後のご紹介になります。
LGBT先進国の台湾では映画でも優れた作品も多いのですが、今年も真正面から見据えたものからエピソードとして組み込まれているものまで4作品上映されています。
その中で、ほとんど現地でも情報の出ていない『ノーボディ(原題:有鬼)』は、事前知識ゼロで見ることができて本当に良かったと思います。

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2020/03/14

2020年大阪アジアン映画祭 台湾映画『君の心に刻んだ名前(原題:刻在你心底的名字)』

0314oaff 台湾はLGBTを扱った優れた作品が多いですが、またひとつ新しい青春映画がそこに加わりました。
今日大阪アジアン映画祭で上映された、瞿友寧(チュウ・ヨウニン)監督がプロデュース、柳廣輝(リウ・クァンフイ)監督による『君の心に刻んだ名前(原題:刻在你心底的名字)』です。
1988年、戒厳令解除直後の男子高校生ふたりの友情から愛情に変化していく心の揺れを、時に激しく時に静かに描いた作品。
デビュー4年目の陳昊森(エドワード・チェン)と、昨年の『返校』でデビューしてこれが二作目という曾敬驊(ツェン・ジンホア)という超フレッシュな2人のイケメンが主役ということで、4月の金馬ファンタスティック映画祭のオープニングで6月公開予定の台湾でも話題になっています。
特にデビュー作『返校』で金馬奨の新人賞にノミネートされた曾敬驊のブレイクぶりに、注目が集まっています。

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2020/03/12

2020大阪アジアン映画祭 台湾映画『ギャングとオスカー、そして生ける屍(原題:江湖無難事)』

0312gang 2020大阪アジアン映画祭で上映される台湾映画の中でも、期待している方が多い『ギャングとオスカー、そして生ける屍(原題:江湖無難事)』、昨年の大阪アジアン映画祭の大阪スター★アワードを受賞した邱澤(ロイ・チウ)出演のブラック・コメディです。
監督は、2012年に東京国際映画祭でも上映された『パンのココロ(原題:愛的麺包魂)』、2018年の『淡水河の奇跡(原題:鮮肉老爸)』などの高炳權(ガオ・ピンチュアン)監督で、昨年の金馬奨では助演女優賞とデザイン賞にノミネートされました。

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2020/03/11

2020大阪アジアン映画祭 香港映画『4×4(原題:四段四分鐘)』

031144 2020大阪アジアン映画祭では短編映画もいくつか上映されますが、特に興味深かったのが香港の黃浩然(アモス・ウィー)と林子穎(ノラ・ラム)の共同監督による『4×4』です。
ゲーム感覚で毎日のように出会い系アプリで知り合った違う男とデート&セックスする女の子の心の変化を、4つの季節の流れに沿って4分ずつ描いたので、こういうタイトルになっています。

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2020/03/09

2020大阪アジアン映画祭 香港映画『私のプリンス・エドワード​(原題:金都)』

0308jintu12020大阪アジアン映画祭で昨夜上映された香港映画『私のプリンス・エドワード​(原題:金都)』は、これが長編単独監督代一作目の黃綺琳(ノリス・ウォン)監督が、等身大のアラサー女性を主人公にした作品です。これまでも大阪アジアン映画祭では香港政府が新人監督を支援するプロジェクト「首部劇情電影計劃」から数々の優れた作品を紹介してきましたが、本作もその入選作。
香港電影評論学会大奬で最優秀脚本賞を受賞、台湾の金馬奨では新人監督賞や主演男優賞、主演の鄧麗欣(ステフィー・タン)が歌う主題歌もノミネートされました。
そして、今年の港電影金像賞の脚本賞、新人監督賞、主題歌賞にノミネートされています。

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2020/03/08

2020大阪アジアン映画祭 台湾映画『大いなる餓え(原題:大餓)』

0308oaff大阪アジアン映画祭でさきほど上映された台湾映画『大いなる餓え(原題:大餓)』は、ぽっちゃり女性が直面するダイエットと心模様、アイデンティティーを描いた作品で、台北電影節で謝沛如(シエ・ペイルー)監督が新人監督コンペの観客賞、蔡嘉茵(ツァイ・ジャーイン)が新人賞を受賞しました。
ダイエットをテーマにした映画はこれまでもたくさんありますが、本人が“太っていて何が悪い”という確固たる信念を持っているのに、しかたなくダイエットを始めるという展開がユニーク。
そして、状況の変化と共に揺れる心、周囲の反応などが丁寧に描かれていきます。

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2020/03/07

2020大阪アジアン映画祭 香港映画『散った後(原題:散後)』

0307oaff_20200308085901 大阪アジアン映画祭では、その後日本でも公開された『誰がための日々(原題:一念無明)』、『淪落の人(原題:淪落人)』など香港の「オリジナル処女作支援プログラム(首部劇情電影計劃)」で輩出された新人監督の佳作をいち早く紹介していますが、今年は 『散った後(原題:散後)』が今日上映されました。
監督は、80年代に舞台俳優としてスタートし、ドラマやデジタルメディアのスタッフ、映像・舞台製作のキャリアを積んだ陳哲民(チャン・チッマン)。
2016年に『戀@廣場』というタイトルで雨傘運動の前後の若者達を描くべく撮影を開始したそうですが、香港逃亡犯条例改正案反対デモなど社会的に大きな変化があり方向転換、これを反映させ記録映像も取り込んで『散後』と改題しました。
内容は、原題が示すように学生運動に身を投じていた男女5人が大学を卒業し、それぞれの道へ進んだ後に再会を果たすまでを現在と当時を交互に描く構成です。

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2020/03/06

2020大阪アジアン映画祭開幕、オープニングは林書宇(トム・リン)監督の『夕霧花園(原題)』!

0204off22020大阪アジアン映画祭が、台湾の林書宇(トム・リン)監督によるマレーシア映画『夕霧花園(原題)』で開幕しました。
新型CORONAVIRUS感染症の影響でゲストの登壇なしという対応で始まり、私自身も現地には行かれないのですが、上映にあわせて映画のご紹介をしていきます。
オープニング・フィルムの『夕霧花園』は、マレーシア出身の作家、陳團英(TAN Twan Eng)の英文小説「The Garden of Evening Mists」の原作を映画化、台湾の林書宇が監督をつとめています。

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2020/03/01

第12回台灣國際紀錄片影展(ドキュメンタリー映画祭)ノミネート発表!

0301tidf 台湾で 5月1日から10日まで開催される第12回台灣國際紀錄片影展(ドキュメンタリー映画祭)のノミネートが、2月12日に発表されました。
今年は2384本の中から「アジアン・ビジョン」「国際コンペティション」「台湾コンペティション」の3部門で格15本が選出され、文化部影視局の徐宜君局長からノミネート証書が手渡されました。
この映画祭は1998年に創設され、日本の山形国際ドキュメンタリー映画祭が開催されない隔年に実施という形をとっています。互いに良い効果をもらたすようにということで運営スタッフの人材交流も盛んになり、日台の絆がここでも結ばれているのです。

今回のノミネートでは、昨年の台北電影奨で最高賞の100万元大賞を受賞した「去年火車經過的時候」が、国際コンペティションと台湾コンペティションにダブルノミネート。
そして、昨年の台北電影奨でメディア推薦賞を獲得した「未來無恙」 も台湾コンペティションに入りました。

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