陳玉勳(チェン・ユーシュン)監督の新作映画『消失的情人節』9月に台湾で公開!
昨年『ひとつの太陽(原題:陽光普照)』で金馬奨の助演男優賞を受賞していま注目の俳優の劉冠廷ですが、実は彼を発掘したのは他でもない陳玉勳監督でした。無名の彼をCMで起用し、シリーズドラマ『植劇場』の新人育成プログラム「
Qplace」にエントリーさせたのです。
そして彼は期待に応え『お花畑から来た少年(原題:花甲男孩轉大人)』の花明役で、一気に知名度を上げました。
劉冠廷は「陳玉勳監督は僕の憧れであり、大恩人です。Qplaceの年齢制限を超えているので諦めていたところ、制限が緩和されたと教えてくれ、励ましてくれました。今回の抜擢には、僕の力が足りなかったら、もし失敗したら、誰もこの映画を見に来なかったら…と心配でした。でもあえて監督は僕を選んでくれたのですから、恐れることはない、僕は全力で監督と一緒にチャレンジしようと思いました」
と、語っています。
李霈瑜は司会者としての活躍が多く、金鐘獎の受賞経験がありますが、ドラマや映画にも出演しています。
そして、今年の台北電影節の「非常新人(Supernova)」にも選ばれています。
今回は初の主演ということで、監督のオファーに驚き、プレッシャーも大きく"どうすれば良いの?!"状態だったそうですが、監督は2018年の台北電影節で見た『海人魚』での演技が自然でなおかつ独特の味わいがあったのでプロデューサーに進言して決めたということでした。演技経験は多くありませんが、監督は自信の選択眼には自信があると言っています。
劉冠廷と李霈瑜のフレッシュなコンビは、本作で多くのことの共感を得るでしょう。
『消失的情人節』は9月に台湾で公開されます。
『消失的情人節』
製作:葉如芬(イエ・ルーフェン)、李烈(リー・リエ)
監督・脚本:陳玉勳(チェン・ユーシュン)
出演:劉冠廷(リウ・グァンティン)、李霈瑜(リー・ペイユー)、周群達(ダンカン・チョウ)/林美秀(リン・メイショウ)、馬志翔(マー・ジーシアン)
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
| 固定リンク
« 香港映画『追龍』7月24日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開! 劉徳華(アンディ・ラウ)からのメッセージ動画も到着! | トップページ | 2020台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜進化する多様性」第2回は、実話をもとにしたヒューマンストーリー『楽園(原題:樂園)』! »
コメント