アジアンパラダイス

『臺灣三部曲』は《火焚之軀—SIRAYA》、《鯨骨之海—TEYOUAN》 、《應許之地—FORMOSA》という独立した3本から成り、それぞれの主役である原住民シラヤ族の猟師、明国の漢人の海賊、オランダ人の宣教師の全く異なる視点から描いたものになります。
しかし、それだけではありません。シラヤ族の少女が主役の、大人も子供も楽しめる冒険ファンタジー・アニメーション『達娜米』（2D／3D）、そして現代の視点から400年前の大航海時代を映し出すドキュメンタリー『尋找福爾摩莎（Finding Formosa（フォルモサを求めて）』。
この5作が【台湾400年シリーズ映画】として製作されるのです。

自分がどこから来たのかを理解し、未来はどこへ向かうのかを知る。
「『セデック・バレ』の撮影時、私はよく知っている台湾とこれまで見たことのない台湾も見ました。
撮影後に思ったのは、やっと事件に関わった人々に代わってこの物語を伝えることができるということです。
「私はほかの人の祖先の物語を完成させたが、自分の祖先については？」という疑問がわきました。
そこで、10年以上前に完成させた台本を手に取り、何があってもこの《台湾三部曲》を完成させ、台湾が世界の仲間入りをしてちょうど400年のこの時期に、私たちを育んだこの土地に捧げることを決心しました」
──魏徳聖（ウェイ・ダーシェン）

魏徳聖監督の美術といえば『セデック・バレ』以来種田陽平とタッグを組んでいますが、今回は種田陽平が美術監修、美術監督には種田陽平推薦の花谷秀文が現場指揮を執ります。
3年前からこのプロジェクトに参加し多くの資料や書物などで台湾の歴史や文化を研究してきた花谷秀文は、「400年前の台湾はいったいどんな様子だったのか、建築物や当時の人々の暮らし向きは？俳優が演じる時に、当時の環境の中にいるような感覚になれるよう、そして観客が当時の世界に浸れるようにしたいと思います。脚本を読んでテーマと共に台湾アイデンティティが伝わって来ました。台湾人がどこから来たのか…これは台湾の人々が知っておくべき歴史です。この映画を通してそれを伝えるため、私たちは全力を尽くします」と語りました。

この壮大すぎるプロジェクトには莫大な製作資金が必要で、『台湾三部曲』は今年9月からセットの製作を開始し、撮影開始の2021年8月前までに、第一段階の複数のセットの製作を完成させる予定。
メインとなるシラヤ族部落の麻豆社のセット、古大湾（古い台南）の街の第一期セット、ゼーランディア城、古大湾（古い台南）の各シーン、赤崁漢民族集落、王港海賊村など。
この後、2021年から2023年まで、毎年の映画の進行に合わせ、4段階に分かれたクラウドファンディングが設定されます。

まずは、この第一段階のクラウドファンディングに参加して、魏徳聖（ウェイ・ダーシェン）監督と一緒に夢を叶えませんか？

詳しい事は、公式サイトをご覧下さい。
このプロジェクトについて、上映スケジュール、製作スタッフ紹介、クラウドファンディング詳細とFAQなど、充実の内容です。
日本語ページも用意されています。（私もお手伝いしたのですが、まだ一部修正されていない部分があります。あれ？と思っても大目に見ていただければ幸いです）
https://taiwantrilogy.com

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どうぞよろしくお願いします。

※『臺灣三部曲』に関するこれまでの記事

2019/11/02
魏徳聖（ウェイ・ダーシェン）監督の壮大すぎるプロジェクト「臺灣三部曲歷史文化園區」臺南市政府との契約記者会見！
http://www.asianparadise.net/2019/11/post-ea2f2e.html

2018/08/08
魏徳聖（ウェイ・ダーシェン）監督の壮大すぎる新作『臺灣三部曲』始動記念、日本初インタビュー in 台北！
http://www.asianparadise.net/2018/08/in-ca01.html

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