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2020/09/07

中国のノワール・サスペンス『南方車站的聚会』が『鵞鳥湖(がちょうこ)の夜』の邦題で9月25日公開!

0907wildgoose1『薄氷の殺人』でベルリン国際映画祭金熊賞、銀熊賞(男優賞)をW受賞した中 国の気鋭監督刁亦男(ディアオ・イーナン)5年ぶりの新作『南方車站的聚会』が『 鵞鳥湖(がちょうこ)の夜』の邦題で9月25日から新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷ほか全国公開になります。
本作は、第72回カンヌ国際映画祭でポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』 と並び、アジア発の衝撃をカンヌにもたらして絶賛を博し、胡歌(フー・ゴー)と桂綸鎂(グイ・ルンメイ)が警官殺しのお尋ね者と、謎めく美女に扮したノワール・サスペンス。

0907wildgoose2中国の知られざるアンダーグランドの犯罪や社会の底辺で生きる人間たちの現実をあぶり出し、本国チャ ートで初登場2位を記録する異例の大ヒットを飛ばした本作。
夜間シーンが大半を占め、その暗闇の魅惑に満ち、光と影の強烈なコントラスト、極彩色のライトや蛍光ネオンサインが照らす妖しいムードが際立ち、観る者を夢幻的にして迷宮的な陶酔へと誘っていはます。
孤独なアウトサイダーである主人公の男女、警察の捜索チーム、バイク窃盗団のギャングの行動が交錯していくストーリー展開は、フラッシュバックを 導入した幻惑的な語り口、湖や雨などの“水”をフィーチャーしたロケーション、ダイナミックで切れ味鋭 いアクション・シークエンスと相まり、とてつもなく濃密なサスペンス、エモーションを創出しています。

0907wildgoose3物語の舞台となる鵞鳥湖周辺は設定上中国南部となっているそうですが、実際に撮影を行ったのは中部の湖北省武漢市。
実際にあるのかどうかは知りませんが、開発から取り残された鵞鳥湖の湖畔の屋台や立ち退きを迫られた廃屋のような共同住宅、そこを行き交う住民やヤクザ、"水浴女"と呼ばれる娼婦たちの猥雑な世界の描きかたが魅力で、主人公と警察、やくざが三つ巴になる追走劇は見応え充分。
撮影は『薄氷の殺人』に続いて刁亦男と組んだ董勁松(トン・ジンソン)、証明は王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の『花様年華』『2046』の黃志明(ウォン・チーミン)、美術が『迫り来る嵐(原題:暴雪将至)』『ロングデイズ・ジャーニー この世の涯てへ(原題:地球最后的夜晩)』の劉強(リュウ・チアン)ら、優れたスタッフがこの世界観を作り上げています。

0907wildgoose4メインキャストは、警官殺しの指名手配犯に胡歌、彼に関わる娼婦に桂綸鎂、そして『薄氷の殺人』で共演した廖凡(リャオ・ファン)が犯人を追う捜査チームの隊長役で桂綸鎂と再共演しています。
桂綸鎂は、中国映画や香港映画で汚れ役にトライしていて、本作でのどうしようもない宿命を負う娼婦役は、台湾映画では見られないミステリアスではかなげな魅力を放っています。
台湾ではおそらくこういう役どころのオファーはないでしょうから、女優としてのステップアップに中国映画や香港映画を選ぶのもわかる気がします。

0907wildgoose5【STORY】
2012年、中国南部。再開発から取り残された鵞鳥湖の周辺地域は、ギャングたちの縄張り争いが激化して いた―。刑務所を出所して古巣のバイク窃盗団に舞い戻った裏社会の男チョウは、対立する猫目・猫耳兄弟たちとの 揉め事に巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまう。たちまち全国に指名手配され、警察の包囲網に追いつ められたチョウは、自らに懸けられた報奨金30万元を妻と幼い息子に残そうと画策する。そんなチョウの前に現れた のは、妻の代理としてやってきたアイアイという見知らぬ女。寂れたリゾート地の鵞鳥湖で水浴嬢、すなわち水辺の 娼婦として生きているアイアイと行動を共にするチョウだったが、警察や報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻ま れ、後戻りのできない袋小路に迷い込んでいくのだった......。

監督・脚本:刁亦男(ディアオ・イーナン)
出演:胡歌(フー・ゴー)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、廖凡(リャオ・ファン)、萬茜(レジーナ・ワン)
2019年/中国・フランス合作/111 分/ビスタサイズ/英題:THE WILD GOOSE LAKE(原題:南方車站的聚会)/PG-12
配給:ブロードメディア・スタジオ
公式サイト:http://wildgoose-movie.com

9 月 25 日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷ほか全国公開

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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