2020/11/30
2020/11/29
2020/11/28
2020台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜進化する多様性」第8回『ギャングだってオスカー狙いますが、何か?(原題:江湖無難事)』 オンライン開催! トリッキーな楽しさに観客大満足!
2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のイベントシリーズ、今年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、オンラインでの開催に変更しています。
この上映イベントは2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けし、5年目を迎えました。今年は全て新作と未公開作品で台湾映画の「進化する多様性」を伝えていきたいと思っています。
ラブ・ファンタジー、シリアスな社会派、アクション・サスペンス、ドキュメンタリー、短編、青春映画、コメディなど、ここでしか見られない話題作と注目作を集めました。
本年度最後になる第8回は、映画青年と黒社会が巻き起こすブラックコメディ『ギャングだってオスカー狙いますが、何か?(原題:江湖無難事)』を上映しました。
そして、アフタートークは高炳權(ガオ・ピンチュアン)監督にリモート出演していただきました。
日本でも人気の高い邱澤(ロイ・チウ)主演であることと、話題作ということで、申込み時は2分で満席。その期待を裏切ることのないおもしろさに、皆さん大満足でした。
2020/11/26
2020/11/23
第五十七回金馬獎授賞式
第五十七回金馬獎の受賞結果については、すでにお知らせしたとおりですが、今回は現地へ行くことができなかったため、配信での鑑賞と公式リリースなどから、今年の結果について私見を織り交ぜつつお伝えしたいと思います。
今年はいつもと違う日常になりましたが、コロナ感染対策に成功している台湾は、ステージに上がるとき以外は全員金馬奨のオリジナルマスク着用で例年通りの授賞式を実施。
昨年から中国不参加という状況でも金馬奨のルールは変わらず、中国語圏で最も権威ある賞であり続けていることにも敬服です。
「私たちは、いつでも両手を広げて参加を待っている」と言った李安(アン・リー)がこの時期に主席を務めていることは、まさに天命と言えるでしょう。
昨年に続き、シンガポールやマレーシアの新しい才能が参加し、厳しい状況の香港からの作品の健闘も、今年の盛り上がりの一因だと思います。
台湾電視から届いたリリースによると、テレビの平均視聴率は3.97%で、1000万人を越える人が授賞式を見たそうです。
2020/11/22
第五十七回金馬獎『消失的情人節』が5冠! 陳淑芳(チェン・シューファン)が主演女優賞と助演女優賞のW受賞、主演男優賞は莫子儀(モー・ズーイ)!
11月21日に第五十七回金馬獎の授賞式が台北の國父記念館で行われ、陳玉勳(チェン・ユーシュン)監督の『消失的情人節』が作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞の5部門を獲得しました。
続いて鄭有傑(チェン・ヨウジエ)監督の『親愛的房客』が主演男優賞、助演女優賞、音楽賞の3部門受賞。
『同學麥娜絲』は納豆(ナードゥ)の助演男優賞、美術デザイン賞、そしてアウト・オブ・コンペの観客賞で3冠。
大阪アジアン映画祭で上映された『刻在你心底的名字(君の心に刻んだ名前)』が、撮影賞と主題歌賞の2つのトロフィーを獲得。
東京フィルメックスで上映された柯貞年(クー・チェンニエン)監督の『無聲』は、陳姸霏(チェン・イェンフェイ)の新人賞と音響効果賞で同じく2部門で受賞しました。
また、易智言(イー・ツーイエン)監督が10年かけた『廢棄之城』が長編アニメーション賞に輝いたのも、うれしいトピックです。
2020/11/19
東京国際映画祭、台湾映画『弱くて強い女たち(原題:孤味)』の行間を味わう
東京国際映画祭で上映された台湾映画『弱くて強い女たち(原題:孤味)』が、台湾では11月6日に一般公開となり、いま台湾の金馬影展では観客投票1位をここ数日キープしています。
一般公開の興行収入も好成績で推移しており、人生の機微を描いた本作は台湾の人々の心をガッツリと掴んでいるようです。
私も東京国際映画祭で見て感激し、数年ぶりの"出会えて良かった一作"になりました。
監督は、これがデビュー作となる許承傑(シュー・チェンジエ)。2017年の同名短編映画を長編にした作品で、徐若瑄(ビビアン・スー)が廖慶松(リャオ・チンソン)と共にエグゼクティブ・プロデューサーをつとめている事も、話題になっています。
21日に発表される金馬奨で、主演女優賞、助演女優賞、新人監督賞、脚色賞、音楽賞、主題歌賞の6部門にノミネートされています。
(以下の記事にはネタバレも含まれますので、予めお断りしておきます)
2020/11/17
2020/11/14
2020/11/11
2020/11/10
2020金馬奨、プレゼンター発表!
11月21日に行われる第57回金馬奨のノミネート者の集合写真と、プレゼンターが発表されました。
プレゼンターは金馬奨主席の李安(アン・リー)はじめ、日本から是枝裕和監督、今年の審査委員長をつとめる李屏賓(リー・ビンビン)、陳以文(チェン・イーウェン)、楊雁雁(ヤオ・ヤンヤン)、李心潔(リー・シンジエ)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、謝盈萱(シエ・インシュアン)、徐若瑄(ビビアン・スー)、邱澤(ロイ・チウ)、林柏宏(リン・ボーホン)、郭書瑤(グォ・シューヤオ)、陳柏霖(チェン・ボーリン)、陳竹昇(チェン・ジューシェン)、蔡振南(ツァイ・シンナン)、吳慷仁(ウー・カンレン)、納豆(ナードゥ)、林暐恆(阿KEN)、林美秀(リン・メイショウ)、劉冠廷(リウ・グァンティン)、范少勳(ファン・シャオシュン)、王淨(ワン・ジン)、湯湘竹(タン・シャンジュー)、伍佰(ウーバイ)など。
2020/11/07
台湾巨匠傑作選2020、1月27日(金)~12月17日(木)UPLINK吉祥寺で開催決定!
現在開催中の好評企画「台湾巨匠傑作選2020」が、新宿K’s cinemaでの開催終了後、11月27日(金)~12月17日(木)UPLINK吉祥寺にて、引き続き開催することが決定致しました。
UPLINK吉祥寺では、台湾ニューシネマの傑作からあらゆるジャンルの最近作まで、厳選した新旧台湾映画17本を上映します。
今回の注目企画である台湾映画界のレジェンド、巨匠王童(ワン・トン)監督の大作『バナナパラダイス』デジタルリマスター版本邦劇場初公開、そして、もう一つの注目企画、新宿K’s cinemaでの開催中は毎回満席状態が続いた台湾映画コーディネーターの江口洋子セレクトによる貴重な未公開映画特集の他、楊德昌(エドワード・ヤン)監督作品、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督4部作など。新宿で見逃してしまった方も、吉祥寺で初めて「台湾巨匠傑作選」に参加される方も、この機会にお楽しみください。
2020/11/06
2020金馬影展開幕、オープニングフイルム『同學麥娜絲』『腿(足を探して)』プレミア!
2020金馬影展が11月5日に開幕し、オープニングフイルム『同學麥娜絲』『腿(足を探して)』のプレミア・セレモニーが、信義威秀影城の中庭廣場で行われました。
このセレモニーには2作品のプロデューサー鍾孟宏(チョン・モンホン)と葉如芬(イエ・ルーフェン)、『同學麥娜絲』の黃信堯(ホアン・シンヤオ)監督と『腿(足を探して)』の張耀升(チャン・ヤオシャン)監督、2作のキャスト劉冠廷(リウ・グァンティン)、鄭人碩(チェン・レンシュオ)、納豆(ナードゥ)、施名帥(シー・ミンシュアイ)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、楊祐寧(ヤン・ヨウニン)、張少懷(チャン・シャオファイ)、洪小鈴(ホン・シャオリン)、朱芷瑩(チュウ・ジーイン)、鄭宇彤(チェン・ユータン)、潘慧如(パン・フイルー)ほかスタッフが参加してレッドカーペットを歩きました。
2020/11/04
2020台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜進化する多様性」第8回は、映画青年と黒社会が巻き起こすブラックコメディ『ギャングだってオスカー狙いますが、何か?(原題:江湖無難事) 』!
2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のイベントシリーズ、今年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、オンラインでの開催になります。
2020年の第8回は本年度最後、11月28日(土)14時から、邱澤(ロイ・チウ)主演の映画青年と黒社会が巻き起こすブラックコメディ『ギャングだってオスカー狙いますが、何か?(原題:江湖無難事)』です。
トークは、スペシャルゲスト高炳權(ガオ・ピンチュアン)リモート出演によるによる作品解説。
日時:11月28日(土)14時からオンライン
配信プラットフォーム:参加決定者に個別にメールでお知らせします。
スペシャルゲスト:高炳權(ガオ・ピンチュアン)監督 ※リモート出演
MC:江口洋子(台湾映画コーディネーター)
参加:事前申し込みで、先着100名様がご参加いただけます。
申し込み:11月16日(月)午前11:00より ※時間が変わりました。ご注意下さい。
台湾文化センターのホームページよりお申し込み下さい。
URL:http://jp.taiwan.culture.tw
※上記URLから本イベントの告知ページにアクセスして、
申し込みリンクをクリック。
申し込みフォームから必要事項を記入して送信して下さい。
申し込みリンクは11月16日(月)11:00からアクセス可能です。
お一人様1通でご応募下さい。
※同じ方の複数申込みがありますと、他の方へ影響を及ぼします。
複数のお申込みをした場合は. 当選取消しとなります。ご注意下さい。
※申し込みフォームでは、正しいメールアドレスを入力して下さい。
参加のご案内をお送りしても、エラーで戻ってくるケースがあります。
この場合は参加取り消しとさせていただくこともありますので、ご注意下さい。
2020/11/03
台湾ドキュメンタリー映画『私たちの青春、台湾』初日舞台挨拶レポート
金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞受賞した映画『私たちの青春、台湾』の初日舞台挨拶が、10月31日にポレポレ東中野で行われました。
監督の傅楡(フー・ユー)が台北からオンラインで参加し、ポレポレ東中野に登壇した字幕を担当した吉川龍生先生(慶應義塾大学)と対談。
吉川先生はまず映画の見せ場ともなっている、2014 年 3 月 18 日のひまわり運動の立法院突入の瞬間に監督が立ち会えなかったことについてどう感じているかを問い、「本作の主人公のひとりでもある陳為廷がこの時を迎えるために自分はカメラをまわしていたのに、自分が立ち会えなかった事にはいまでも映画監督として反省している。」と傅楡監督は、後悔の念をにじませていました。
2020/11/01
「台湾巨匠傑作選2020」大阪と名古屋で開催決定!
好評のうちに東京の新宿K's cinemaでの「台湾巨匠傑作選2020」が閉幕しますが、大阪と名古屋での開催が決定しました。
どちらも江口セレクト6作品『血観音(原題:血觀音)』、『停車』、『盜命師』、『河豚』、『天龍一座がゆく(原題:龍飛鳳舞)』、『古代ロボットの秘密(原題:奇人密碼-古羅布之謎』)』を上映していただけるということで、とてもうれしいです。
11/14(土)~12/4(金) 大阪 シネ・ヌーヴォ
上映作品&スケジュール
http://cinenouveau.com/sakuhin/taiwan2020/taiwan2020.html
11/21(土)~12/4(金) 名古屋 シネマスコーレ
上映作品&スケジュール
https://ameblo.jp/rengousekigun/entry-12633570950.html
大阪 シネ・ヌーヴォでは江口セレクトの解説映像も上映と明記されていますが、名古屋 シネマスコーレ は特に記載がありません。
名古屋周辺の皆さまで解説映像が気になる方は、劇場へお問い合わせ下さい。