2020金馬影展開幕、オープニングフイルム『同學麥娜絲』『腿(足を探して)』プレミア!
2020金馬影展が11月5日に開幕し、オープニングフイルム『同學麥娜絲』『腿(足を探して)』のプレミア・セレモニーが、信義威秀影城の中庭廣場で行われました。
このセレモニーには2作品のプロデューサー鍾孟宏(チョン・モンホン)と葉如芬(イエ・ルーフェン)、『同學麥娜絲』の黃信堯(ホアン・シンヤオ)監督と『腿(足を探して)』の張耀升(チャン・ヤオシャン)監督、2作のキャスト劉冠廷(リウ・グァンティン)、鄭人碩(チェン・レンシュオ)、納豆(ナードゥ)、施名帥(シー・ミンシュアイ)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、楊祐寧(ヤン・ヨウニン)、張少懷(チャン・シャオファイ)、洪小鈴(ホン・シャオリン)、朱芷瑩(チュウ・ジーイン)、鄭宇彤(チェン・ユータン)、潘慧如(パン・フイルー)ほかスタッフが参加してレッドカーペットを歩きました。
金馬奨で主演女優賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞、MAKEUPデザイン賞の4部門にノミネートされている『腿(足を探して)』の張耀升監督は、鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の『陽光普照(一つの太陽)』の脚本を担当し、本作が監督デビュー作。初監督作品に豪華キャストと素晴らしいスタッフが集結したことでとても緊張したそうで、特に桂綸鎂がヒロインを引き受けてくれたことはたいへんな驚きだと語っています。
社交ダンスのカップルを演じた桂綸鎂と楊祐寧は、ワルツの特訓を通してダンスパートナーの呼吸も会得したそうです。
東京国際映画祭でも今日一回目の上映がありましたが、ふたりの踊るシーンはとても素敵でした。
2018年の金馬奨で新人監督賞と脚色賞を受賞した『大佛普拉斯(大仏+)』の黃信堯監督の長編第二作『同學麥娜絲』は、作品賞、監督賞など9部門ノミネートされています。
監督は、「『同學麥娜絲』は馴染みのドリンク店で喋ったりカードゲームをする4人の仲間の人生の浮き沈みを描き、『大佛普拉斯(大仏+)』と相通ずるものがある」と語っています。
実はこの二作、プロデューサーの鍾孟宏、撮影は中島長雄(鍾孟宏のカメラマン名)だけでなく、劉冠廷、施名帥、納豆、陳以文など両方に出演している俳優もおり、台湾での一般公開時期は『腿(足を探して)』が11月、『同學麥娜絲』が12月、配給会社も同じという、制作的にも興行的にも興味ある形になっています。
日本では東京国際映画祭で『腿(足を探して)』だけが上映されますが、『同學麥娜絲』もなるべく近い時期に見られると良いと思うのですが…。
『腿(足を探して)』は、東京国際映画祭での2回目の上映は11月8日ですが、すでにチケットは売り切れています。
そして、11月8日の20:15から「TIFFトークサロン」としてオンラインQ&Aが行われます。
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