香港と日本の合作ドキュメンタリー映画『BlueIsland憂鬱之島』クラウドファンディングスタート!
【小林三四郎&馬奈木厳太郎 メッセージ】
香港では雨傘運動以後、一国二制度の理念と自由が徐々に蝕まれてきました。そして、逃亡犯条例への反対運動の200万人デモを経て、2020年7月1日に施行された国家安全維持法により、加速度的に香港の中の自由空間が狭められてきています。
私たちは「このまま香港の自由が弾圧されるのを、何もせず黙認するわけにはいかない」と考えています。
香港の中で悪戦苦闘している仲間たちを支援するため、私たち自身がハブの役目を担い、この日本からできるだけ広く、世界へ、香港の人々が肌で感じている閉塞感とそこから見出そうとしている希望を伝えたいと考えています。
【ストーリー】
文化大革命からの避難、香港の60年代の反植民地闘争、1989年の天安門事件、3つの時代を経験した彼らが、自らの運命が決定づけられたあの日々をどのように受け入れてきたのか。
あの日、あの時代を、ふと振り返って見ると、貫こうとした信念は記憶と共に、その人自身の心の中に抗いようのない傷跡を残している、
目には見えなくとも。
天安門事件を経験して自らを脱走兵と戒める林耀強、文化大革命から逃れるために命を懸けて海に飛び込み恋人と共に海を渡った陳克治、「中国人」から「世界人」となり、抵抗者から経済人へ変わった石中英。違う時代を生きた実在する3人をドキュメンタリーとドラマを融合させて描いていく。
歴史の大きな流れの中で生まれた激動期が、今日の香港へと繋がる。
そして、今日の路上に溢れる若者たちは香港の歴史をどのように見つめ、香港の未来をいかに想像するのか?
【陳梓桓:チャン・ジーウン監督のメッセージ】
撮影を始めて1年半後の2019年、「逃亡犯条例」への抗議を発端とした民主化デモが始まります。若者たちが街に出て、先人たちの意志を継いで声を上げました。街を飛び交う銃弾と燃えさかる炎、催涙弾の白煙と放水車から吹き出す青い水。レンズ越しに記録された過去と現在と未来は、すべて一本の線でつながっています。
この映画は、青年時代に抗争に身を投じた実在の3人の人物の生活をドキュメンタリーとして記録、さらに彼らの思い出と傷跡をドラマで再現しています。そこに今の香港の社会運動のさまざまなシーンを散りばめ、自由と公正を求める信念が各世代の人々に与える影響を、映像によって探ろうとしました。
最近になり日本で『乱世備忘 僕らの雨傘運動』を配給してくれた太秦㈱、馬奈木厳太郎弁護士が共同製作者として参加してくれることになりました。
新型コロナウイルスの影響で、当初の予定より製作費が増大して、現時点でも製作費、そして日本での公開、世界に向けて展開するための資金が不足している状態です。
是非、日本の皆様に映画の完成と、香港、そして日本、そして世界に向けての展開の支援をお願いしたいと思っています。
クラウドファンディング《香港抗議活動の記録 A Film on Hong Kong Protests》
◆香港チーム
監督:陳梓桓(チャン・ジーウン) 『乱世備忘』【邦題『乱世備忘 僕らの雨傘運動』】
製作:任硯聰(ピーター・ヤム) 『地厚天高』『乱世備忘』
共同製作:蔡廉明(アンドリュー・チョイ) 『十年』【邦題『十年TEN YEARS』】
◆日本チーム
共同製作プロデュ―サー
小林三四郎(太秦株式会社代表)
馬奈木厳太郎(弁護士・プロデューサー)
PLATFORM:A-port
URL:https://a-port.asahi.com/projects/blueisland2021/
Twitter:twitter.com/blueisland2021
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
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